2013年12月6日金曜日

政治的正しさと真の正しさの間の埋められない溝

政治的正しさ(political correctness、略称PC)という言葉があります。私の嫌いな言葉のベスト5入りしそうな単語です。

イメージ的には「世間で正しいとされていること」ですが、こうした正しさと真の正しさには大きな溝があり、埋めることは不可能です。

例を挙げます。


1.LGBTは異常か?


レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーをまとめた略称。政治的に正しい答えは「異常ではない」ですが、医学的には明らかに異常です。「性に関する要素以外は除く」と補足しておきます。


2.男は若い女の方が好きか?


政治的に正しい答えは「何歳になっても女性は魅力的」あるいは「歳を重ねた方がうんぬん」ですが、進化生物学的には「その通り」です。「その他条件が同じなら」の枕詞を入れましょうか。


3.宝くじを買う人はバカか?


政治的に正しい答えは「個人の趣味嗜好だし、知能は万人に平等」ですが、統計的には低年収の人ほど宝くじを買う傾向にあり、知能と年収には相関性があります。ゆえに「その通り」です。数学的にも相当不利な勝負だという点も付け加えましょうか。


というか、「知能は万人に平等」を信じている人が何故か多いんですが、たぶん福沢諭吉の「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」を誤解しているんでしょうね。本当の意味は「本来はこのように平等だが、学ぶかどうかで上下ができる」です。

以下、kindle無料版を貼っておきますね。

学問のすすめ
学問のすすめ
posted with amazlet at 13.10.22
(2012-09-13)


まとめると、

真の正しさとは”科学的根拠により裏付けられた正しさ”であり 
政治的正しさとは”利害関係者の意図を含んだウソ”である

と言えます。


もちろん中には1のように必要悪というか必要嘘もあるわけですが、2を否定するのは若くはない女性orそうした女性に嫌われたくない男性ですし、3を否定するのは宝くじを買ってる人と売ってる人です。


要はポジショントークで自分に都合のいいように、あるいは都合の悪い事を避けるために、政治的正しさを利用しているケースをよく見ます。


対策としては、本音と建前を使い分けるのと同様に、政治的正しさと真の正しさをしっかり切り分け、理解し、TPOに応じて適切な対応をすることでしょうね。政治的正しさを無視するといろいろ面倒ですし。


ただし、政治的正しさ=真の正しさ、とは絶対に思わないこと。


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