2014年4月28日月曜日

洗濯機のお湯取り機能を使ったお風呂の残り湯洗濯って本当にエコなの?

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以前友人から「洗濯機のお湯取り機能を使わずして節約を語るな」とまで言われたことがあるのですが、個人的にはあまり気が進みません。

「お風呂の残り湯は汚いから」という感情的な理由と、「節約できているようには思えない」という感覚的な理由によります。

前者はさておき、後者は実際どうなんでしょ?試算してみました。


通常の洗濯に必要なのは
水 + 電気 + 洗剤
こうですね。漂白剤や柔軟剤は割愛。
お湯取り洗濯になると、これがそれぞれ
水 :− お湯取りした水
電気:+ ポンプが消費した電気
洗剤:± お湯の汚れ分、洗剤の溶けやすさ

洗剤はお湯の汚れ分多く入れるのか、CMC(臨界ミセル濃度)から遠のくため汚れが落ちにくいという現れ方をするのか、はたまたぬるま湯のため洗剤が溶けやすくなるのか分かれますが、どの程度多めに入れるのか?そこまでお湯は汚れているのか?夏なら水道水もぬるま湯では?など、不確定要素が多すぎて試算不可能なので洗剤については割愛します。CMCについては以下参照。

石鹸百科 これだけは知っておきたい石鹸の特性


ということで、要するに
節約できる水道代 > ポンプで消費する電気代
こうなればいいわけで

1回の洗濯で使う水の量を70Lとする。水道代の単価を上下水道合わせて1m^3=200〜300円とすると(1000L=1m^3)、節約できる水道代は14〜21円

ポンプが消費する電力量を正確に知るのは難しいですが、電気代単価はだいたい1kWh=20円ほどであることと、洗濯機の消費電力は洗濯のみなら100Whもいかず洗濯と乾燥すべての行程でも1kWh弱であることから、ポンプで消費する電気代>節約できる水道代、とはならないと推測できます。

思ったより水は高く、電気は安いということですね。

よって、「お湯取り機能を使った残り湯洗濯はおトク」と言えます。




ただ、節約できる金額は一回につき10円か20円(しかも洗いからすすぎまですべての行程でお湯取りを使って)ですし、そのために毎度毎度ホースを突っ込んだり戻したりも面倒。

また、水道の基本料金をどう考えるかで”節約できる水道代”の数字は変わってきます。もし基本料金を除外、つまり水道使用量の増分に対してのみで計算すると、節約できる水道代はおそらく1/10ほど、まさに雀の涙に。


やっぱり私は気が進みません。それに、待ってれば天から降ってくる水を節約するために石油を燃やして得た電気を使って「節約できたぜ!」ってのもどうなんですかね。


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それより、こういう「スピードコースでも通常コースと同等の洗浄力!」を謳う洗剤を利用する方がよほどエコかと思います。洗い時間短縮、すすぎも1回なので、消費する水も電気も確実に節約でき、時短にもなる。毎回何かをするのではなく、使う洗剤を替えるだけってのがいい。



「電気代の節約として照明をこまめに消す」もよくある間違いで、「LEDに替える」が正解。こまめに消すことによる電力消費削減量はせいぜい20%ですが、LEDに替えると80%以上です。




仕事も節約も、スマートにいきたいですね。


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