2014年7月7日月曜日

専業主婦がオススメできない理由

私は明確に共働き推進論者です。「女は勝間和代ばりにバリキャリになれ」というわけではありません。「まったく働かないのはまずい」ということです。


そう思う理由を改めてまとめてみた。

なお、ここでは専業主婦=幼い子がいない主婦とします。


1.市場経済メカニズムにさらされない


例えば、「妻Aは働きが悪いので妻Bとチェンジしましょう」とはなりませんし、「妻Aは働きが悪いので小遣いを減らしましょう」ともなりません。

こうした環境に当たり前のように身をおいている社会人とは対極。競争なくば腐敗するのは人の常。ゆえに専業主婦とは腐敗を運命付けられている悲しい存在なのです。


2.時間コスト0円


「チリも積もれば」と唱えながらマイナスを積み上げている人でも書きましたが、専業主婦は時給0円です。なので時間の許す限り、スーパーを複数軒巡ったり、クーポンをせっせと切り貼りしたりする行動が是となってしまいます。

逆に、時間を節約しようとやや割高なサービスや商品を購入するのは許されません。なぜならその人の1時間より100円の方が価値が高いから。

まずいことに、夫に同じ行動様式を強制しがち。「私もやってるんだから」と。しかし夫の時間コストはたいてい2,000円は超えます。

豊かな生活をしたいのであれば時給を上げる努力をしなければならないはずのところ、これでは足の引っ張り合いです。

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3.金銭感覚の麻痺


時間コスト0円というのもさることながら、自分で稼いだお金ではないので金銭感覚がすぐに麻痺します。浪費家になったり、逆に異常に倹約家になったり、そのあたりの感覚が麻痺。

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4.自分に甘く、他人に厳しく


誰からも怒られることなく、庶民のガス抜きたるテレビばかり見ていると、必然的に「自分に甘く、他人に厳しく」体質が染み付きます。

テレビも主な視聴者たる高齢者と専業主婦のことは決して悪く言いませんし、たいてい若者と男を叩きます。見ていて気持ちいいんでしょうね。


5.世間離れしてくる


世の中の出来事に疎くなりがちです。「芸能人の誰それが結婚した」とかじゃないですよ、例えば新しい技術やサービス、経済動向や税制の改正、各業界の今昔と今後の見通し、などなど。

働いていると自然と入ってくるそうした情報に疎くなり、自分の興味の輪がどんどん狭くなります。その結果、どうでもいいことで延々と悩んでいたり、この世の終わりのように思ったりと大変です。


6.人間ヒマになるとロクなことを考えない


くだらないことでいつまでも悩んでいる人は、たいてい暇人です。忙しい人ほどドライで、細かいことは気にしません。悩みを解決する方法は忙しくすること。以下書籍参照。

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そういえば以前、とある有名人が「専業主婦ってヒマだな~」とツイートすると、「そんなことない!専業主婦だって忙しいのよ!」というリプライが山のように押し寄せ、「こいつらマジでヒマなんだなと思った」という笑い話がありましたね。

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7.子どもに悪影響





とはいえ、脱専業主婦するには障害もあるかもしれません。

「専業主婦こそ女の幸せ」という幻想


これは上の世代にありがちなようですが、これを頭から信じ込んでいるか、あるいは親世代からの「なに、お前が働きに出るのか?旦那は何をやっているんだ甲斐性なしなのか」的なプレッシャーがあるとしんどいですね。

とはいえ、上記7点を鑑みればお世辞にも「専業主婦こそ女の幸せ」とは思えません。


なお、「幼い子のいる主婦」の場合は、子育てが大変である点と、子どもを保育園に預ける社会的コスト(約40万円/月?)を上回る付加価値を生み出せる女性はほとんどいない点を鑑みて、専業主婦でいいんじゃないかと思います。その世帯だけで見れば月10万も稼げばペイしますけどね。


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