2014年10月17日金曜日

私がインデックス投資にETFを使わない理由

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私はインデックス投資家です。私が定期積立購入している投資信託で書いた通り、投資信託を毎月積立購入しています。

インデックス投資の手段として、投資信託とETFの2つの手段がありますが、私はETFを一切買いません。「一定額貯まったら乗り換え」といういわゆるリレー投資もしません。その理由をまとめてみました。

言わずもがなですが、ETF投資家やリレー投資を行っている人をdisる意図はありませんのでご了承ください。

関連記事:私が定期積立購入している投資信託を変更しました


ETFのメリット1:信託報酬が安い


一般的に信託報酬は ETF<投資信託 です。例えば、日本を除く先進国の株式指数であるMSCIコクサイインデックスに連動するETF(TOK)の信託報酬は0.25%ですが、投資信託(ニッセイ外国株式インデックスファンド)は最安のものでも0.39%です。

ETFのメリット2:指値購入可能


また、「この値段で買い」という指値購入ができない投資信託と違い、ETFは指値購入ができます。

ETFのメリット3:受け渡しはすぐ


なおかつ数秒後には実際に買えています。


続いてデメリット。

ETFのデメリット1:価値と価格の乖離


「常に時価で売買される」投資信託と違って、ETFは「常に価値と価格の乖離がある」と言えます。以下参照。

梅屋敷商店街のランダムウォーカー
これはひどい。バカげた乖離を続ける「問題ETF」たち


ただしこれは特に酷い例ですし、売買高が大きいETFほど乖離はゼロに近づく(はず)ですが。

ETFのデメリット2:手数料


また、購入時に株式と同じだけ手数料がかかるので、手数料負けしないようできるだけ一度にたくさん購入することになります。つまり、ドルコスト平均法が使えません。(カブドットコム証券のフリーETFだとこの問題はありませんが、買いたいETFがあるかどうかですね。)

→リレー投資で対応してる方もいるようですね。

ETFのデメリット3:特定口座非対応


インデックス投資でETFといえばバンガードですが、これを買うとなると外国株式扱いで多くのネット証券では特定口座非対応。確定申告が面倒です。国内ETFならこの問題はありません。

→各社対応に向けて努力中のようですが、実現しているのはマネックスのみ。

ETFのデメリット4:配当二重課税問題


例えば米国株式を保有していて配当を100ドル受け取った場合、10%の10ドルが源泉徴収されて90ドルのみが手取り分になり、さらにこの90ドルに日本の税金がかかります。20%なら18ドル引かれて最終的に残るのは72ドルですね。これはETFでも同様です。

もちろん外国税額控除を使えば一部を取り戻せるんですが、NISA口座で購入していたり、あるいは前年からの繰越損失があったりする場合、完全に非課税を期待していますが現地での課税を免れることはできません。

関連記事:外国税額控除のまとめ

→繰越損失がなくNISAを利用しない人は外国税額控除の面倒さのみ残ります。



というわけで、現役世代が毎月積立投資するにあたっての最適手段は、やはり投資信託ではないかと思う次第です。逆に、「引退世代が既にあるまとまったお金を野村證券経由でETFにどかっと突っ込んでおく」なら海外ETFオススメかもです。

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