2014年10月24日金曜日

インドア派を否定しがちな自称アウトドア派へ言いたいこと


あなたはインドア派?アウトドア派?

趣味嗜好の違いなので優劣を表しませんが、なぜかアウトドア派の中にはインドア派を小馬鹿にしたり、「家に篭っていても楽しくないだろ?出かけようぜ!」とか言ってくる余計なお世話さんがいます。

そして多くのインドア派はなぜかさほど抵抗を示さず、苦笑いに留めているようで。アウトドア派をヨシとする社会の空気がそうさせるのでしょうか?

ちょっと反論してみますよ。


アウトドア派の大半は、実は単なる無趣味でしょ?


数学や理科が得意だと理系、国語や英語が得意だと文系、どちらも得意じゃなければたいてい文系にいきますよね。それと同じで、インドアの趣味もアウトドアの趣味もない人はたいていアウトドア派を名乗りますが、はたしてどうでしょう?

趣味がないから家に居続けることができず、「どこでもいいから出かけよう」とテレビや雑誌で話題のスポットに今年流行の服を着て出かけます。グランフロントができたらグランフロントに行き、あべのハルカスができたらあべのハルカスに行くような旧来型の記号消費タイプが意外と多いですよね。

それって本当に楽しいんでしょうか?きっと時間さえ潰せればどこでもいいんじゃないの?


そもそも「出かける」の定義と必要性は?


例えばインドア派にとっては、読むべき本や楽器の練習などを放り出して、気晴らしに友達と無目的に繁華街をブラブラするような行為。これをインドア派は「出かける」と呼んでいます。「出かける」とやりたいこと・やるべきことが一切できないので、気が進まないのは当然です。もちろんたまの気晴らしは必要ですが、「出かける」必要性はかなり薄いと言えます。

対してアウトドア派は、海に泳ぎに行くのも繁華街を無目的にブラブラしに行くのも、共に「出かける」と呼んでいます。彼らにとっては趣味を楽しむ行為も気晴らしも「出かける」ことが必須なので、「出かけない」というインドア派を理解できません。「じゃあ何するの!?」となりますよね。


インドア派を引っ張り出そうとしているのは”自称”アウトドア派


マツコデラックスが『月曜から夜ふかし』という番組で、「何でアウトドア派はインドア派を巻き込もうとするの?インドア派はアウトドア派にそんなことは言わない」という趣旨の発言をしていたらしい。まったくその通りです。

しかし、考えてみてください。オフロードバイクやサーフィンを趣味とする人が、楽器演奏や囲碁を趣味とする人に「家に篭っていても楽しくないだろ?出かけようぜ!」とか言ってる図は想像できません。お互い趣味が違うことをよくわかっているからです。

となると、インドア派を外に引っ張り出そうとしている人は真のアウトドア派ではなく、”自称”アウトドア派ではないか?と推察されます。つまり無趣味の記号消費タイプ。

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「欧米では〜」と日本に否定的なコメントを日本人向けに日本語で繰り返す人(いわゆる出羽の守)や、「貴方と別れて正解だったわ、私今とても幸せ」と元カレにメールを送る女に通ずるものがある気がします。何がどう共通しているのかは割愛。


まぁ、お互い自分が楽しいと思うことをしましょうよ。アウトドア派が家で楽しめないのと同じかそれ以上に、インドア派は外で楽しめないんです。自分の見えない世界があることを知りましょう。


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本当は内向型人間なのに、「休日にずっと家にいて出かけないなんてカッコ悪い」「そんなことしてたら人から何て言われるか」と世間体を気にして無理に外出して疲弊している内向型を見たことがあります。しかし、タイプが違うのですから無理に外向型のように振る舞う必要はありません。↑の書籍、オススメですよ。

蛇足ですが、家によほど向き合いたくない何かがある人って無駄に出かけたがりますよね。テスト勉強前に片付けを始めたりする的な。


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