薬局にかかってくる「マンション買いませんか」電話への対策で紹介したような、迷惑電話をかけるような人種。あるいはオレオレ詐欺というか、振り込み詐欺を行う人種。
なぜ彼ら、あるいは彼女らはあんな悪徳商法に手を染めるんでしょうか?
善人 ⇔ 悪人
賢い ⇔ 愚か
この2つの指標でマトリクス図を作って考えてみます。
①に属する人は中流ホワイトカラー。品行方正で小さいころから勉強もでき、そこそこ以上の大学へ行き、そこそこ以上の大企業に入社する。でも悪いことはできないので良くも悪くも中流。
多くの親が思い描く理想の子供像はここにあります。
②に属する人は①と同じ人生を歩むこともできるが、悪いこともできるスーパースター。もちろん賢いので合法的に。上場ゴールとか。
対して、④に属する人はバカなので合法と非合法の線引きが曖昧。たまに犯罪者になったりならなかったり。悪徳業者で働く人の大半がここに属しています。
それでも人によっては①より金持ちになる可能性アリ。中小零細企業の社長はこのタイプが多いのではないでしょうか。
最後の③に属する人。これはどうしようもないですね。悪くすればホームレスまっしぐら。ゆえに④に移行しようとする戦略は(上方に移行できない限りにおいて)確かに最適戦略なんですよね…。
身も蓋もない言い方をすれば、「バカは悪いことでもしなきゃ稼げない」ってことです。
賢い人は自分のお金を守り、悪い人は他人からお金を毟る。賢くて悪い人が最も金持ち、攻めも守りも。バカだけど悪い人も金持ち、使う以上に毟ればいい。賢い良い人は中流ホワイトカラー。バカで良い人は貧困層。
— 雅 (@miyabi0929) 2013, 2月 8
ただし、これはホワイトカラーになろうとするからこうなるんです。子を持つ親の気持ちはわかりますが、みんながみんな全員ホワイトカラーになんてなれませんよ。知能はほとんど遺伝で決まる上に、これからどんどん機械に駆逐されるわけだし。
これから固いのは手に職系のブルーカラーだと思う。 / ロボットはホワイトカラーの仕事を奪いつつある http://t.co/LFA9Df3rEB
— 雅 (@miyabi0929) 2015, 3月 2
というわけで、勉強が不得意な子どもには「手に職」系のブルーカラーを目指すことをオススメしたい。例えば美容師や調理師など決してなくならない仕事で、グローバル競争にもさらされない職種。賢いかどうかに左右されず、適正と熟練によって仕事ができる。これからの時代、中途半端なホワイトカラーよりよほど有望ですよ。
最近、明らかに勉強に向かない子供までが受験戦争に駆り出され、親子共々ストレスフルな人たちを目にする機会が多く、心底そう思います。
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