2015年4月13日月曜日

なぜ彼は悪徳業者で働くのか? 〜あるいは、勉強に向いていない子供に取らせるべき進路〜


薬局にかかってくる「マンション買いませんか」電話への対策で紹介したような、迷惑電話をかけるような人種。あるいはオレオレ詐欺というか、振り込み詐欺を行う人種。

なぜ彼ら、あるいは彼女らはあんな悪徳商法に手を染めるんでしょうか?

善人 ⇔ 悪人
賢い ⇔ 愚か

この2つの指標でマトリクス図を作って考えてみます。



①に属する人は中流ホワイトカラー。品行方正で小さいころから勉強もでき、そこそこ以上の大学へ行き、そこそこ以上の大企業に入社する。でも悪いことはできないので良くも悪くも中流。

多くの親が思い描く理想の子供像はここにあります。


②に属する人は①と同じ人生を歩むこともできるが、悪いこともできるスーパースター。もちろん賢いので合法的に。上場ゴールとか。


対して、④に属する人はバカなので合法と非合法の線引きが曖昧。たまに犯罪者になったりならなかったり。悪徳業者で働く人の大半がここに属しています。

それでも人によっては①より金持ちになる可能性アリ。中小零細企業の社長はこのタイプが多いのではないでしょうか。


最後の③に属する人。これはどうしようもないですね。悪くすればホームレスまっしぐら。ゆえに④に移行しようとする戦略は(上方に移行できない限りにおいて)確かに最適戦略なんですよね…。

身も蓋もない言い方をすれば、「バカは悪いことでもしなきゃ稼げない」ってことです。





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渡邉 正裕
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ただし、これはホワイトカラーになろうとするからこうなるんです。子を持つ親の気持ちはわかりますが、みんながみんな全員ホワイトカラーになんてなれませんよ。知能はほとんど遺伝で決まる上に、これからどんどん機械に駆逐されるわけだし。



というわけで、勉強が不得意な子どもには「手に職」系のブルーカラーを目指すことをオススメしたい。例えば美容師や調理師など決してなくならない仕事で、グローバル競争にもさらされない職種。賢いかどうかに左右されず、適正と熟練によって仕事ができる。これからの時代、中途半端なホワイトカラーよりよほど有望ですよ。


最近、明らかに勉強に向かない子供までが受験戦争に駆り出され、親子共々ストレスフルな人たちを目にする機会が多く、心底そう思います。


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