2015年10月26日月曜日

ENEOSカードCとPとSの違いと、どれがおトクかの比較


ガソリンスタンド国内最大手のENEOSが発行しているクレジットカード、ENEOSカードは3種類あります。公式は以下。

JX日鉱日石エネルギー ENEOSカード(C・P・S)

ざっくり分類すると

年会費1,250円でキャッシュバックのC、Cashbackの頭文字ですね。
年会費1,250円でポイント還元率3.0%のP、Pointの頭文字ですね。
年1回の利用で年会費無料、2円/L引きのS、Standardでしょうか?

もっぱらENEOSを利用している人は持っていてもいいカードだと思いますが、どれがいいんでしょ?当然ながら普段「どれだけ給油するか?」と「ガソリン価格」で決まります。計算してみました。


関連記事:ガソリン給油専用カードは作るべき?


ENEOSカードCのキャッシュバックは以下の通り。



まず、年間費がかかる代わりに値引き単価が上がっていくカードCと、年会費無料で値引き単価2円/L固定のカードSを比較すると、月間給油金額が2万円未満であればカードSが勝ちますね。値引き額でカードSに勝てず、あまつさえ年会費もかかってしまうからです。

そして、月間給油金額が2万円を超えるならカードCが勝ちます。年会費に関しては、4円/Lと2円/Lとの差分が2円/Lなので、1,250円×税8% ÷ 2円 = 675なので、年間675L(月間56.25L)以上給油すればペイできます。

しかし、実はカードCの値引きは月間給油量150Lまでなので、仮に毎月150L給油する人でも、ガソリン価格が134円を超えない限りは必ずカードSが勝ちます。ガソリン価格が134円未満だと月間給油金額が2万円に届かないからです。

かといって給油以外の利用は得策ではありません。例えばカードCをメインカードにしてしまうと最高ランクに到達するかもしれませんが、他の還元率1.5%のクレカで7万円使ったときの還元額が1,050円相当、カードCの7円/L引きでこれに並ぶには150Lいっぱい給油してようやくです。それなら上限がない他の還元率1.5%クレカの方が良いですね、やはりENEOSカードは給油のみの利用で。



続いてポイント還元3.0%のカードPと、月間2万円以上使うカードCを比較します。ガソリン価格をp、給油量をvとすると、給油金額はpv。左辺にカードPの還元額、右辺にカードCの還元額を並べて左辺が大となる条件は

0.03pv ー 1,350 > 4v ー 1,350

0.03pv > 4v

0.03p > 4

p > 133.33…

つまり、ガソリン価格が134円を超えるならカードPが勝ちます。しかし、前述の通りカードCの値引きは月間給油量150Lまでなので、ガソリン価格が134円を超えない限りそもそも月2万円に届きません。ゆえにカードPは常にカードCに勝つことになります。


最後にカードPとカードSを比較します。カードPの年会費1,250円(税込み1,350円)が、3.0%ポイント還元と値引き2円/Lの差額でペイできるかどうかが問題です。

損益分岐点は

0.03pv ー 1,350 = 2v

0.03pv = 1,350 + 2v

p = 45,000/v + 66.67…

これをグラフにすると


こうなりました。

ガソリン価格が120円〜130円くらいなら年間給油量720L〜840L(月間60L〜70L)が損益分岐点になります。つまり、「毎月必ず70L以上給油しているし何ならもっと給油している」という人にはカードPを、そうでない人にはカードSをオススメします。



以上、まとめます。

月間給油量50Lとか60LのライトユーザーにはカードS。
月間給油量100Lをゆうに超えるヘビーユーザーにはカードP。

ガソリン価格が異常に高騰すればカードCが陽の目を見るかもしれませんが、そのときはそもそも車の所有を見直すべきでしょう。カードCは不要。







なお、すべてのカードにENEOSのロードサービスがついています。内容を確認し、十分であれば重複している自動車保険のロードサービスを外せば少し安くなるかもです。

関連記事:車をできるだけ低コストで保有するためのチェックポイント

PR