2015年4月22日水曜日

私が新生銀行とサヨナラして決済口座をメガバンクにした理由


長らく決済口座(および生活防衛資金置き場)として新生銀行を利用していましたが、これをメガバンクに変更しました。

以前からメイン口座ないしメガバンクのサブ口座としてのオススメは、ダントツで住信SBIネット銀行、次点で新生銀行でしたが、このたび完全にランク外に。

新生銀行を辞めた、最初からずっと気になっていたこと3つと、きっかけとなった1つの理由は以下の通り。


1.ログインしにくい


わりと有名みたいですが、新生銀行はログインが非常に面倒なんですよね。


キャッシュカード記載の店番号&口座番号に加え、ATMでも使う4桁の暗証番号と、さらにパスワード(定期的に変更を求められ、直近3回と同じPASSは不可)の入力を求められます。


対して三井住友銀行なら、キャッシュカード記載の店番号&口座番号(または暗証カード記載の契約者番号)と、ATMでも使う4桁の第一暗証でログイン可能。おそらく他のメガバンクでも同じかと。


住信SBIネット銀行(以下、SBI銀行)に至ってはID/PASSのみでログインできて、まるでFacebookやTwitterくらいのノリ。ブラウザに記憶させておけば楽チン。


「でもそれって危険じゃないの?」と言う人もいるかもしれませんが、もちろんログイン後に振込などの操作をしようとすると(セキュリティカード記載の)第二暗証を求められるなど、もう一段セキュリティがあります。

つまり「ログインは簡単にできるけど、何かしようとすると少し手間がかかる」と言えます。残高や取引履歴だけ見たいときもあるので、こちらの方が使い勝手がいいんですよね。


2.水道料金の口座引き落としに対応できない


これは人によるかも?私が住んでいる地域では「市内に支店がある金融機関」という条件があるため新生銀行が使えず。住所地に支店がある場合は可能かもしれませんし、そもそもクレジットカードでの支払いに対応している自治体もあるとかないとか。

「え、水道だけメガバンク引き落としにしとけばよかったんじゃ?」と言う人もいるかもしれませんが、お金を一箇所に集めて楽チン管理したい私にはそれは不可能でした。毎月末に口座残高を確認して資産額を記録するからです。


家賃のように一定額じゃないので自動振込も使えず、ある程度まとまった額を入れておいても気付けば枯渇するリスクもあるし、その都度手動で振込入金など(ログインしにくさも手伝って)論外。支払い用紙が届いたらコンビニで支払うという形で妥協していましたが、決済口座をメガバンクにすることで解決しました。


3.自動振込機能がない


毎月一定額をある口座に振り込む場合、自動振込機能が非常に便利です。

例えば家賃や学費などですね。すべてメインで利用しているメガバンクから引き落としてくれればいいんですが、先方の口座に振り込むよう指示があったり、あるいは金融機関を指定してそこから引き落とすから口座開設してくれと言われるケースも。

前者はもちろん自動振込で対応できますし、後者も口座開設しておいて引き落とし日の前日にピッタリの金額を振り込むように自動振込設定しておけばOK。

新生銀行だとこれを手動でやる必要があります。手間ですよね。

関連記事:銀行振込は自宅から無料で 自動化も可能


「え、メガバンクにもそんな機能ないよね?」と言う人もいるかもしれません。そこでSBI銀行の出番です。


定額自動入金サービスで必要額を吸い取り(メガバンク→SBI銀行)


そこから定額自動振込サービスで各口座に振り込みます(SBI銀行→各口座)

メガバンクから15万円吸い取り→SBI銀行からA銀行に8万円、B銀行に4万円、C銀行に3万円振込、という感じです。

このようにSBI銀行を間に挟むことで全自動化が可能。しかもSBI銀行は月3回まで振込手数料は無料です。定額自動入金サービス - 引落口座に指定可能な金融機関一覧に新生銀行は入ってないんですよね。

ということで決済口座をメガバンクに。SBI銀行オススメですよ。


そして

4.二週間満期預金の金利低下


これがきっかけでしたね。新生銀行の魅力のひとつ(だった)二週間満期預金の金利はたびたび下げられていて、先々月ついに0.1%にまで。

インデックス投資日記@川崎
新生銀行の2週間満期預金の金利が年0.1%に低下し、出金準備へ


上記記事にもあるように、0.1%はSBI銀行のハイブリッド預金と同水準です。(つい先日0.08%に下がりましたけど。)ここまでになってくると、二週間満期預金にアドバンテージはありません。


私は以前、新生銀行の普通口座を決済口座として使い、二週間満期預金口座を生活防衛資金(生活費の10ヶ月分)置き場として使っていました。

「生活防衛資金」はその属性から、「すぐに引き出せる」必要があります。ゆえに半年や一年より二週間満期の方がよさそうですが、どのみち(金利を諦めれば)クリックひとつで解約できるのでどちらでもいいです。

また、「生活防衛資金」は必然的にある程度大きい金額なので、できるだけ高金利がいいでしょう。ゼロ金利下ではありますが、ノーコストで移せる範囲においてキャンペーンなどを狙っていきたいですね。

二週間満期預金の金利低下に伴い、この生活防衛資金をSBI銀行の6ヶ月定期預金(キャンペーンで年利0.2%)に移したため、決済口座も新生銀行に拘泥する必要がなくなり、このたびの引っ越しとなりました。

今までありがとう新生銀行。さようなら新生銀行。


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