2012年5月19日土曜日

後発医薬品普及はこれからも薬局主導で

「今まで後発医薬品を普及させるべく国は薬局に働きかけてきたが、どうにも普及しないのでもう薬局は見限られた。一般名処方をはじめとして、今後病院の方を向いて旗振りをしていくと思う。」

といった趣旨の発言を、以前ある人から聞きました。


はたしてそうでしょうか?私はそうは思いません。

以前もこのブログで書きましたが、後発医薬品を普及させたいならやるべきことは最初から「一般名処方の義務化」であったはずです。


3年前の記事ですが→ジェネリックが普及しない理由




それをあえて、「変更可に○」→「変更不可に×」→「一般名処方」と段階を踏んだのには意味があったと私は思っています。おそらくは医師会の反発を恐れてのこと。いきなり「後発医薬品を普及させるため品目決定権を薬局に移します」とやっちゃうと全力で潰されていたでしょう。


医療費抑制のために後発医薬品を!という世論をゆっくり育てて、あの手この手で普及を試みるもダメで、仕方ないから一般名処方を・・・でも義務じゃないですよ?2点あげますけど、とやった。


結果、それなりに成功してるんじゃないでしょうか。
次かその次の改定で、これをさらに進めるはずです。


品目決定権が薬局に移り、医師と製薬企業の癒着が解消されるのは喜ばしい限りです。妬みで言っているのではありません。製薬企業は無駄金を使うのをやめ、1円でも多く研究開発費に投じるなり、薬価を引き下げるなりしてください。医師はどこのMRが一番接待してくれるかではなく、どれが一番効き、かつ安全であるかで処方薬を決めてください。


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薬剤師も「じゃあこれからは薬局が接待してもらえるのかなウヒヒ」とか程度の低いことを言ってんじゃないよ?