2013年9月27日金曜日

「勤務中にケータイをさわるな」と「学校にケータイを持ってくるな」の相似点

スマホのことを”ケータイ”と呼ぶのも何だか違和感を感じる昨今ですが、一昔前であれば「学校にケータイを持ってくる」あるいは「勤務中にケータイをさわる」のはよくない行為であり、咎められて当然という環境でした。

しかしガラケー→スマホによって時代は変わりました。ケータイは単なる娯楽や暇つぶしの手段ではなく、情報収集やビジネスツールとしてなくてはならない存在に。

しかし、監督する側(上司や教師あるいは親)はそうは思っていないようで、タイトルのような声はしばしば聞かれます。

私はこの空気に異を唱えます。問題点は二つ。

2013年9月25日水曜日

アサコールとペンタサの違い

アサコール錠400mg、一般名はメサラジン。潰瘍性大腸炎やクローン病に用いられる薬で、安倍首相が服用していることで一時期有名になったため医療関係者でなくても知っている人が多いかもしれません。

メサラジンの作用機序としては、以下の通り。添付文書より抜粋。

In vitroにおいてフリーラジカル(DPPHL)還元作用、過酸化水素消去作用、次亜塩素酸イオン消去作用、過酸化脂質抑制作用(in vitro、in vivo)が認められた。更にラット好中球でのロイコトリエンB4(LTB4)生合成を抑制した(in vitro)。

ペンタサ錠 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/230109_2399009F1149_1_06.pdf

アサコール錠 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/380077_2399009F3028_1_05.pdf

成分は共にメサラジンですが、どう違うのか?をまとめました。

2013年9月20日金曜日

ノボラピッド注フレックスペンに新剤形が発売

ノボラピッド注フレックスペン

ノボノルディスク社が発売する超速効型のインスリン製剤、ノボラピッド注フレックスペン。中身は同じで新製剤(?)が発売されました。その名も、

ノボラピッド注フレックスタッチ


ノボラピッド注フレックスタッチ

ノボラピッド注フレックスペン 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/620023_2492415G1031_1_05.pdf

ノボラピッド注フレックスタッチ 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/620023_2492415G6025_1_01.pdf

2013年9月16日月曜日

バルトレックス錠の後発医薬品が発売準備中らしい

バルトレックス

抗ヘルペスウイルス薬のバルトレックス錠。一般名はバラシクロビル。

バルトレックス錠500 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/340278_6250019F1020_1_12.pdf

この医薬品の特許が今年12月に切れるため30社以上からジェネリック医薬品(以下、後発医薬品と記載)が発売とのこと。先発医薬品メーカーも多数入っていて相変わらず節操ないなぁと。

バラシクロビル

関連記事:DPP4阻害薬はゾロ新薬の極み

さて、ひとつイロモノを見つけたのでご紹介。その名も”バラシクロビル粒状錠500mg「モチダ」”です。

りゅーじょーじょー?
つぶじょーじょー?(笑)

2013年9月11日水曜日

子供にバイ○グラが処方された?

レバチオ

例えばこんな感じですね。

バイ○○ラ錠25mg 0.8錠
分3毎食後 28日分

添付文書はこちら
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/671450_259000AF1024_2_03.pdf

慌てて疑義照会してはいけません。頓服28回分ではないところから通常の使い方(ED)ではないことは読み取れますね。これはおそらく肺高血圧症の適応外処方です。

関連記事:必要な錠数が整数にならない粉砕調剤のやり方

2013年9月4日水曜日

年収より時間給

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)
木暮 太一
講談社
売り上げランキング: 2,258

ひと昔前は年収1000万円が若いサラリーマンの目標でしたが、最近はそういうわけでもないようで。これを受けて「最近の若い者は向上心がない」とボヤく老人たちは多いでしょうが、私はそうは思いません。

1.人並みに働いて年収600万円

2.人の倍働いて年収1000万円

両者の時間給を比較してみましょう。