2014年5月28日水曜日

お薬手帳の誤った使い方

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「お薬手帳を持参せずば薬剤服用歴管理指導料は7点減点」が始まり早2ヶ月。皆様いかがお過ごしでしょうか?

「Tポイントカードはお持ちですか?」ばりに聞くようにすると、意外と自宅に死蔵していた人が多く、お薬手帳の持参率が上がったという話も聞きます。

今回のこの減点作戦が成功だったかどうかはわかりませんが、少なからず効果が出ているならいいことですね。


ここらでお薬手帳の誤った使用例をまとめておきます。


関連記事:4月以降、薬局でお薬手帳を断ると窓口負担金が安くなります


2014年5月26日月曜日

薬は食後服用でないとダメなのか?多くは食後服用である理由


患者さんにたまに聞かれるこの手の質問。

「この薬、絶対に食後じゃないとダメなの?」
「昼食べないこともあるんだけど…飲んでいいの?」

もちろん薬の内容にもよるので、その都度医師ないし薬剤師に確認するのがベストです。が、「なぜ食後なのか?」を知っておくとある程度の自己判断が可能なので理由をまとめてみました。


関連記事:子どもが発熱したら座薬?内服の方がいいかも

2014年5月21日水曜日

ヨクイニンエキス錠/散の小児用量

ヨクイニン

ハトムギの成分であるヨクイニンを用いた漢方薬(生薬?)、ヨクイニンエキス錠/散。適応は青年性扁平疣贅、尋常性疣贅。要するにイボですね。


ヨクイニンエキス錠「コタロー」 添付文書pdf

ヨクイニンエキス散「コタロー」 添付文書pdf


添付文書には「通常成人1日18錠あるいは3〜6gを分3で」と記載があるのみで、小児用量の記載はなし。

IFを参照してみると、Von Harnackの小児薬用量換算表に準じた用量設定がされていました。以下、備忘録がてら載せておきます。

2014年5月16日金曜日

後発医薬品メーカー大手三社の経営指標を比較してみた


東和薬品が他の医薬品メーカーと違うところの続き。後発医薬品専業メーカーの沢井製薬、東和薬品、日医工、三社の経営指標を比べてみました。

なお、各年度における後発医薬品行政の変遷は以下の通り。

平成18年(2006年)
 処方せんに”後発医薬品への変更可”欄
 代替調剤(ジェネリック同士の変更)が可能に
 後発医薬品調剤率が枚数ベースで30%以上→4点
平成20年(2008年)
 処方せんに”後発医薬品への変更不可”欄
平成22年(2010年)
 後発医薬品調剤率が数量ベースで
 20%以上→6点
 25%以上→13点
 30%以上→17点
 代替調剤(剤形・規格違いの変更)が可能に
平成24年(2012年)
 22%以上→5点
 30%以上→15点
 35%以上→19点
 一般名処方加算2点(医科)新設
 処方せんの”後発医薬品への変更不可”が品目ごとに
平成26年(2014年)
 後発医薬品のない先発医薬品を計算から除外
 55%以上→18点
 65%以上→22点

さて、各社の数字を見ていきましょう。(日医工は平成23年までは11月決算だったので、23.12〜24.03の変則決算は除外しました。ゆえにそれ以前は比較期間が微妙に違いますのでご了承ください。)

2014年5月14日水曜日

アイトロール錠の一般名は硝酸イソソルビドではなく、一硝酸イソソルビド



例えばこんな処方。

Rp1) 【般】一硝酸イソソルビド錠20mg 2錠
分2朝夕食後 28日分

今までアイトロール錠20mgが処方されていた患者さんでした。今回から一般名処方になったようですね。

これをレセコンに入力するには一般名処方を入力→そこから代替調剤機能で銘柄を選択するわけですが、

硝酸イソソルビド錠5mg
硝酸イソソルビド錠10mg
硝酸イソソルビド徐放錠20mg
硝酸イソソルビド徐放カプセル20mg

あれ、普通錠の20mgがない?!?!(・_・;
という状態になることがあります。

試しに選択してみると、徐放錠20mgはフランドル錠20mgのことで、徐放カプセル20mgはニトロールRカプセル20mgのことだとわかります。

じゃあアイトロール錠20mgあるいはその後発医薬品の場合はどうやって入力したらいいんでしょう?


2014年5月12日月曜日

東和薬品が他の医薬品メーカーと違うところ


後発医薬品メーカー大手、東和薬品。業界では有名な話ですがこのメーカー、他のメーカーとはちょっと違います。

どう違うのか、例によって3STEPで。

2014年5月9日金曜日

バファリン錠81mgとバイアスピリン錠100mgの違い


抗血小板薬として用いられるバファリン錠81mgとバイアスピリン錠100mg。これらの違いは何でしょう?以下3つの違いについて順番に。
1.用量の違い
2.剤形の違い
3.メーカーの違い
バファリン配合錠A81 添付文書pdf

バイアスピリン錠100mg 添付文書pdf

2014年5月7日水曜日

「ローカルアプリを使いメール添付で送る」という旧世代の仕事術撤廃の提案


エクセルやワードのファイルをメール添付で送る。ひと昔前なら普通のことでしたが、時代はクラウド。そうした仕事のやり方は時代遅れになっています。

「別に困っていないからいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、車が誕生する前に馬に乗っていた人たちも、同じように思っていたはず。

なぜ昔のやり方が不便なのか、例によって3つにまとめました。