2013年10月28日月曜日

薬局の利益構造

なぜ薬局はつぶれないのか?で書いた通り薬局は堅実で破綻しにくい反面、それでも薬局はつぶれるで書いた通り突然死リスクを抱えている業態でもあります。

そんな薬局の利益構造はどうなっているのか?簡単にご紹介。

2013年10月25日金曜日

薬剤師にとっての独立開業について

男なら一度は夢見る、独立。

会計士や社会保険労務士などの士業と同じく、資格を生かして独立開業はもちろん薬剤師でも可能です。地理的に縛られ、集客力を医師に依存しているのが他の士業と比べて苦しいところではありますが、ひとたび回り出せば安定して経営でき、よほどのことがない限り潰れません。

薬剤師にとって、独立を考える流れは以下の通り。

関連記事:それでも薬局はつぶれる

2013年10月21日月曜日

レセコンはもっとエラーを出そうよ

エラー=間違い、よくないもの、ではありません。システムがしかるべき流れを外れたときにそれを知らせてくれ、そのまま進まないように流れを止めてくれる仕組みです。このエラーがあるおかげで、あってはいけない重大なミスから些細なイージーミスまで、従事者の熟練度に関わらずこれらを大幅に減らすことが可能です。

些細なイージーミスとはいえ、これが頻発するとその修正のために膨大な無駄が発生します。本来不要な返戻や、くだらない疑義照会などです。これらをなくすために、レセコンがエラーを出すというやり方が最も有効であるように思いますが、いまひとつ機能していないように思います。

少し例を挙げます。

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼 弾
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2013年10月18日金曜日

地下鉄・私鉄併用で大阪市内へ通勤するならPiTaPa&IC定期を使おう

阪神電車や阪急電車あるいは北大阪急行など他の私鉄に乗り、さらに大阪市営地下鉄に乗り換えて出勤している大阪在住の人、わりと多いと思います。この場合通勤定期を二枚作ってもいいわけですが、コレ、実は一枚にまとめることが可能です。

方法は「PiTaPaカードにIC定期を入れこむ」ことです。知っている人には当たり前のことなんですが、PiTaPaにしてもIC定期にしても、いまいちまとまった情報がないようなのでまとめました。

2013年10月16日水曜日

水剤の調剤時、1回服用量をどのように示すか?

水剤を調剤する際、まず処方せん通りの量を計って瓶に入れ、その後患者にわかりやすいよう1回に服用する量を示す必要がありますが、これをどのようにするか?

これは2パターンあります。

1.瓶本体の目盛りを使う 
2.キャップの目盛りを使う

それぞれのメリット・デメリットを挙げます。

2013年10月14日月曜日

薬価の消費税上乗せ分を明細書に表示することによる棚ぼた効果

日経DI 調剤基本料に消費税引き上げ分を上乗せ
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/trend/201309/532629.html

消費税の税率UPに合わせて調剤基本料を上げるそうですが、今回はそちらではなく副題の方に注目。

薬価は消費税の上乗せを明細書や薬情に記載


ですって。これによってひょっとしたら解決に向かう問題があるかも?

2013年10月11日金曜日

カネボウの化粧品による白班で過去の医療費の領収書を再発行できるか?

カネボウ 白斑

今年7月より自主回収が始まった、カネボウの一部化粧品。一時期ニュースで頻繁に流れていたので知らない人はあまりいないと思います。

kanebo 白斑様症状があるお客様へ
http://www.kanebo-cosmetics.jp/information/symptom.html

以下抜粋。
当該製品を使用して白斑様症状が見られるお客様の医療費(診察・治療・薬代)及び医療機関への交通費につきましては、過去からの分も含め、回復するまで、カネボウ化粧品にて負担させていただきます。
ということで、薬局で「あのときの領収書を出してほしい、カネボウに請求するから」と言われることもありえます。このとき正しい対応は?

2013年10月9日水曜日

e−お薬手帳の問題点

大阪府薬剤師会が推進しているe−お薬手帳。今年2月より箕面市で試験的に始まり、9月より府内全域での本格運用を目指している、とか。

先日大阪で行われた日本薬剤師会学術大会でもブースがあり、専用リーダライターの販売まで始めたようで、いよいよ本格的に動き始めているのかな?(今のところうちの薬局には来てないけど。)

ただ、いろいろ情報を集めてみたところ「やっぱりこれは悪手じゃないか」感が拭いきれないので、改めてまとめました。

大阪e−お薬手帳 公式
http://www.e-okusuritecho.jp/

2013年10月7日月曜日

ペリアクチン錠の適用外処方

ペリアクチン

古典的な抗アレルギー薬、ペリアクチン錠。一般名はシプロヘプタジン。
わりと高い確率(約15%)で眠気の副作用が起こるものの効果の切れ味は鋭いので、未だに耳鼻科や皮膚科領域でよく使われています。小児への処方だと眠気はちょうどいいというのもあるかも(^^;


さて、このペリアクチン錠。何のアレルギーも起こしていない人に処方されていれば、おそらく適用外処方です。一体何でしょう?

ペリアクチン錠4mg 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/530169_4419005B1045_2_02.pdf

2013年10月4日金曜日

愛想のよさと仕事力の逆相関

うちの職場に来る、取引先の某社技術者さん。愛想もクソもない人で職場の女性から嫌われていますが、私はわりと好きです。なぜならきちんと仕事をしてさっさと帰るから。彼に期待する仕事は愛想ではなく、技術だから。

「もうちょっと愛想してくれても」というのは女性にありがちですが、これは大きな間違いです。

2013年10月2日水曜日

病院に届く突合再審査結果連絡書(兼処方せん内容不一致連絡書)に処方した覚えのない薬が記載されていたら

処方せんを応需した薬局が誤って入力した(あるいは渡した)可能性ももちろんありますが、もし診療科も全然違う薬である場合、病院名入力ミスである可能性が高いです。

調剤薬局では処方せんを受け付けると、レセプトコンピューター通称レセコンにて入力をし、入力したデータは帳票類の出力や会計、レセプト請求に使用します。もし入力に誤りがあればどうなるかはその内容によって変わりますが、処方せん発行元である病院名(医療機関コード)を間違い、違う病院で入力してしまった場合どうなるか?