2015年12月14日月曜日

モーラスパップXR発売、既存製品と比較した違い

モーラスパップXR

モーラスの改良に貪欲な久光製薬より、シップの新商品が発売されました。その名もモーラスパップXR。XRはExtended Releaseの略らしく、広範囲に放出、ですかね?

今年の8月既に製造承認されていましたが、無事に発売。発売日は2015年12月15日。最近発売が延期されたり製造が止まったりが多いですからね。


製品特徴を既存製品と比較しつつ、ざっくりとまとめます。

モーラスパップXR120mg 添付文書pdf

モーラスパップ30mg 添付文書pdf


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1日2回ではなく1日1回


モーラスパップは30mgも60mgも1日2回ですが、モーラスパップXRは1日1回です。

剥がれやすいパップ剤が丸一日貼りっぱなしで持つのかという話ですが、どうやら剥がれにくいよう工夫されてるようです。まるでテープ剤のような貼り心地。また、水分を含んでいてパップ剤と同じく貼るとヒンヤリします。

既存のパップ剤は寝る前に貼ると翌朝必ずどっかいってますが、それもなくなるかな?



大きさは10cm×14cmでモーラスパップ30mgと同じ


120mgだしかなりデカい?と思いきや、モーラスパップ30mgやモーラステープL40mgと同じ10cm×14cm。どうやら濃度が違います。

モーラスパップXR120mg:膏体6g中にケトプロフェン120mg(2.0%
モーラスパップ30mg:膏体10g中にケトプロフェン30mg(0.3%)
モーラステープL40mg:膏体2g中にケトプロフェン40mg(2.0%)

モーラステープと同じ濃さ。

大きさ(共に10cm×14cm)も濃度(共に2.0%)も同じで、成分の総含有量が違う(40mgと120mg)のは、単純にモーラスパップXRの方が重いということですね。ややこしいですか?



独りでも貼りやすい工夫


モーラスパップXR

シップを両サイドに引っ張ると、真ん中に粘着部分が露出します。それを患部にあて、あとは両サイドの羽みたいな青いやつを引っ張りながら貼っていけばOK。独居老人のソロ貼り時代を見越した久光製薬の先見の明。



7枚包装のみ


あと、個人的にGJだったのがコレ。

モーラスパップは6枚包装と7枚包装があることによって社会全体で膨大な無駄が発生しています。卸や医療機関での在庫はもちろん、処方された枚数が7の倍数なのか6の倍数なのか、持参する薬局に一方しかなければ病院に問い合わせor取り寄せによるタイムラグが発生。最小公倍数で処方するなんて気の利いた医師はごく少数。

モーラスパップ

これについて久光製薬は医療機関および患者に謝っても謝りきれないと思っています。

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しかし、新たに発売するモーラスパップXRは7枚包装オンリーのようで安心しました。是非この機会にモーラスパップの包装単位も見直し、6枚包装を廃版にしてほしいですね。



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なお、薬価は以下の通り。

モーラステープ20mg:28.4円
モーラステープL40mg:43.7円
モーラスパップ30mg:22.8円
モーラスパップ60mg:36.6円
モーラスパップXR120mg:43.7円


ところで湿布薬の保険外しが噂になっていますが、そこんところ大丈夫でしょうか。


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