2012年12月28日金曜日

アレロックの後発医薬品を選択する際、これだけは避けろ

アレロック錠の後発品、満を持して発売で書いた通り、今月14日よりアレロックのジェネリック医薬品(以下、後発医薬品と記載)が発売されています。30社を超えるメーカーより発売されていて、もうどれを選んでよいのやら状態です。

個人的にはどれでもいいと思っています。同じ工場で複数社の後発医薬品(&先発医薬品)を製造し、ラベルだけ付け替えて出荷されている昨今、付いているラベルで効き目に違いが出たりはしませんよ。


さて、どれでもいいとは言いましたが一つだけ避けた方がいいと思うものを挙げます。それはマルホのオロパタジンODフィルムです。



コレですね。普通錠orOD錠が並ぶ中、唯一ODフィルムというイロモノで勝負したマルホ。一体どういう戦略なのか?


中身はこんな感じ。

その名の通り薄いフィルム。舐めるとハッカ味が口に広がり、フィルムはすぐには溶けずに口に残ります。正直マズい^^;

しかし問題はそこではなく、最大の問題は計数のしにくさです。

ホクナリンテープみたいと言えばわかるでしょうか?
しかもコイツ、なんと10枚ひと束です。一体何を考えているのか…


例えば普通錠やOD錠の場合、14錠や28錠を調剤するのはすぐですし、監査もすぐです。投薬時に患者に見せるときも、見てすぐ何錠あるかわかります。

対して、ODフィルムはどうでしょう?14枚の場合はひと束と4枚、28枚の場合はふた束と8枚ですね。調剤のとき、監査のとき、投薬のときすべて数えねばなりません。やってられるか(笑)


薬局業務では、「束になっているものから一つでも抜くときは必ず帯を外す」という暗黙の了解がありますが、これが守られない場合、計数はますます面倒になります。

そしてみんな守っているつもりでも、患者から「1枚足りなかったんだけど」という電話があればどうしますか?可能性は否定できませんよね。

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ということで、アレロックの後発医薬品を選択する際、マルホのODフィルムだけは避けましょう。別にマルホに恨みはないんですが、これは書かざるを得ない。

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