2014年5月28日水曜日

お薬手帳の誤った使い方

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「お薬手帳を持参せずば薬剤服用歴管理指導料は7点減点」が始まり早2ヶ月。皆様いかがお過ごしでしょうか?

「Tポイントカードはお持ちですか?」ばりに聞くようにすると、意外と自宅に死蔵していた人が多く、お薬手帳の持参率が上がったという話も聞きます。

今回のこの減点作戦が成功だったかどうかはわかりませんが、少なからず効果が出ているならいいことですね。


ここらでお薬手帳の誤った使用例をまとめておきます。


関連記事:4月以降、薬局でお薬手帳を断ると窓口負担金が安くなります



1.お薬手帳を複数所有している


A病院の薬をA薬局でもらい、お薬手帳はA薬局でもらう。
B病院の薬をB薬局でもらい、お薬手帳はB薬局でもらう。
C病院の薬をC薬局でもらい、お薬手帳はC薬局でもらう。

これ、本当によくあるんです。「意味ないからまとめてくれ」と指摘すると「あ、そうなの?」とばかりに従ってくれる患者さんばかりではなく、「余計なことするな他の薬局でもらうぞ」系の患者さんも中にはいるので注意。


2.同じ薬が続く場合は貼らない


「もういつも同じ薬やし、貼らなくていいよな?」これもわりと多いですね。一ヶ月に一回、いつも同じ薬を長年もらっている人がこう思うのも無理はありません。しかし、かといってシールを貼らないと「もうこの薬はこのとき以来服用していないんだな」となってしまいます。


3.自宅で保管


「家に置いていて貼ってあるから大丈夫」という人も多いですね。何が大丈夫なのかさっぱりですが(^^;

せめて受診時には病院に持参して医師に見せ、できれば薬局にも持参して薬剤師にも見せてください。自宅保管はまったく意味がありません。


4.貼り方の個人差が大きい


ギリギリ改ページしなくても貼れるケースや、ちょっと切ればギリギリ収まるというケースで、どのように貼るかは個人のセンスというか好みによって大きく違います。あるいは、長いシールを切って2ページに渡って貼るのか、折って貼るのか問題。

激しく斜めっていたり、はみ出していたり、酷いのになると逆立ちしてたりも。こうなると業務に支障を来すレベル。

薬剤師界で共通のコンセンサスがあったとしても、患者さん自身が貼るケースもあるので解決できない永遠のテーマと言えます。


5.薬情を貼る


シールをもらい損ねたのか、薬情を貼っている人もたまに見ます。別にこれでも問題ないことは多いんですがスペースの問題があるし、美点を損なう(笑)し、日付が漏れていたり、場合によっては薬の内容が漏れてたりも。

そもそもお薬手帳は
・ いつどこで何が処方されたかを
・ 医療機関同士で共有
・ 見るのは医療関係者
こういうものです。

手帳シールは必要最小限の情報がコンパクトに詰め込まれています。




紙ベースお薬手帳の普及は如何なものか?あるいは電子お薬手帳の規格乱立問題や、法制度との整合性など問題山積でありますので、今後の動向から目が離せません。


個人的にはクラウド化がベスト。次点で間もなく始まる共通番号制に合わせて、ICチップによる処方情報の記録。保険情報も合わせて確認できてイイね!(ゆくゆくはコレを電子処方せんとしたりも…)

電子化するだけで上記問題は一気に解決するんですよねー。ある意味、患者からお薬手帳を”取り上げる”くらいじゃないとダメだなと思っている次第です。



某薬局で配布しているお薬手帳です。小さすぎでしょ!と総ツッコミ。重い処方の人なんて5ページくらいに渡るんじゃないの(^^;


関連記事:お薬手帳なんて本当はいらない(e-お薬手帳も同じ)

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