2014年8月7日木曜日

薬局におけるミスを激減させるゲーム


入力ミス、調剤ミス、監査ミス。ミスをゼロにするのは人間である以上不可能ですが、できるだけ減らすようにしたいですよね。

そこであるゲームを提案します。ルールは簡単。「ミスをしたらマイナス1ポイント、他人のミスを発見したらプラス1ポイント。(ただし監査ミスはマイナス2ポイント)」これを一定期間集計するだけです。

このゲームを行うことによるメリットは以下の3つ。


1.減点を防ぐため見直しをする


普段は「間違っても誰か見つけてくれるだろう」とテキトーな調剤をしている人でも、このゲームをすることで慎重になり、見直しをするようになります。

「ミスをする人は見直しをしない人、ミスをしない人は見直しをする人。」

結果、ミスは減少します。


2.加点を狙ってダブルチェックを積極的にする


薬局業務はダブルチェックが原則ですが、状況によってついついおろそかにしてしまうときもあります。しかし、このゲームをすることで積極的にダブルチェックをするインセンティブが生まれます。他人のミスを発見したらプラス1ポイントだからです。

結果、さらにミスは減少します。


3.仕事が楽しくなる


あと、単純にゲームは楽しいですよね。薬局って基本的に毎日同じことをしているのですぐに飽きますが、こういうゲームをすることで業務にメリハリができて楽しんで仕事ができます。

ある程度仲良くないと盛り上がらないかもしれませんが(^^;




さらに上級者の遊びとしてトラップを仕込むという手もあります。わざと間違った調剤をして監査での見逃しを誘い、マイナス2ポイントを食らわせます。ただし必ずアフターフォロー(投薬直前で呼び止める)が必要なので注意。

28錠ずつのところ14錠ずつで調剤するとか、84錠のところ1シート抜いて74錠で調剤するとか、アレロック錠のところアレロックOD錠を調剤するとか、ザイロリック錠にカロナール錠200mgを混入させるとか、ニトロールRカプセルを含む一包化でひとつだけピメノールカプセルにすり替えるとか(これは酷すぎるか笑)。

ちなみにこれ、新人の教育でも使える手法ですよね。


失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
講談社
売り上げランキング: 1,691



「仕事をゲーム感覚でやるなんてけしからん!」とか言う人がいそうですが、ゲーミフィケーションってやつですよ。

私が京都の某刑務所、もとい薬局に勤めていた頃は、一日の投薬数を同僚と競っていました。それくらいしないとやってられなかったんですよ、多すぎて。

やるべき仕事をちゃんとやる限りにおいて、ゲーム要素を取り入れることでミスを減らしたりストレスを軽減できるなら儲けモンではないでしょうか。

楽しんでいきましょう!



関連記事:「勤務中にケータイをさわるな」と「学校にケータイを持ってくるな」の相似点


PR