2015年8月6日木曜日

ベピオとダラシンの配合剤、デュアック配合ゲルが発売

デュアック

今年の春に発売されたばかりのベピオゲルに、早くも配合剤が発売されました。その名もデュアック配合ゲル。ダラシンTゲル(一般名:リン酸クリンダマイシン)との配合剤です。

名前の由来は、Dual Actionの頭文字から。発売日は2015年の7月17日。Stiefel社のデザインした?医薬品でしたが、GSK社がこれを買収、ポーラファルマに販売委託というややこしい販売体制。

しかし、個人的には要らない子だと思っています。ポイントをまとめました。

関連記事:ニキビ治療薬の大本命ベピオゲル2.5%、2015年4月1日に発売


1.べピオを使えば抗生物質は不要では?


上記記事で書いた通りニキビ治療の大本命はベピオゲルであり、既にグローバルスタンダードです。効果もさることながら、耐性菌ができないこともベピオのメリットであるはず。そこに抗生物質を重ねる意味がわかりません。

デュアック

角質剥離作用はベピオにしかありませんし、あとの2つは重複です。

デュアック

メーカーのパンフより。なぜダラシン単独とデュアックの比較なのか。ダラシンを追加すべきかどうかなんだから、どう考えてもベピオとデュアックで比較すべきでしょ…。


2.ベピオは25℃以下保存、デュアックは2〜8℃保存


貯法がさらに厳しくなっています。

ベピオは25℃以下保存なので夏季以外は室温でもほぼ大丈夫なんですが、デュアックは2〜8℃という確実に冷蔵庫にて保存する必要があります。

「ダラシンの添加による安定性の違い」とのことですが、ここまで貯法が厳しくなるに足るメリットがあるのかどうか、よく検証したとは思えません。

ポーラ曰く、「30℃で一ヶ月くらいなら大丈夫」らしいのですが…詳しいデータを取り寄せ中。覚えてたらここに追記します。


3.包装が小さいのだけはGJ!


デュアック

ベピオと比べるとこの通り。コンパクト!

ただでさえインスリンだのボルサポだのと手狭な冷蔵庫、ベピオでかいんですよね。その点デュアックの小ささには好感が持てます。

デュアック

アドエアと比べてもこんな感じ。



薬価は以下の通り。

デュアック配合ゲル:157.4円/g

ベピオゲル2.5%:120.9円/g
ダラシンTゲル1%:42.3円/g

差額はわずかに5.8円/g
貯法が厳しくなる点も加えて、やっぱり要らない子じゃないですかね。


関連記事:次々と発売される配合剤と、それに続く後発医薬品をなんとかしてくれ

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