2015年11月12日木曜日

デュタステリドがAGA治療薬として改めて発売!商品名はザガーロ

ザガーロ

AGA(男性型脱毛症)の治療薬としてはプロペシアが有名ですね。プロペシアの後発医薬品、ファイザーより2015年4月6日に発売で書いた通りジェネリックも発売されていますが、価格優位性が高いわけではない、という状態でした。

そんなAGA市場に期待の新星がやってきました。その名もザガーロカプセル0.1mg/0.5mg(一般名:デュタステリド)です。名前の由来はAGAにアルファベット最後の文字であるZを頭につけてZagallo!ザイザルと似たノリですね。


ポイントを簡単にまとめました。

ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg 添付文書pdf


関連記事:AGAに効くのはフィナステリド(プロペシア)だけじゃない、デュタステリド(アボルブ)も?


1.作用機序


テストステロン→ジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素;5α還元酵素を阻害するのはプロペシアと同じですが、Ⅱ型のみを阻害するプロペシアと違い、ザガーロはⅠ型とⅡ型を共に阻害します。

男性型脱毛症患者では毛髪の成長期が通常2年〜6年のところ、数ヶ月〜1年に短縮されています。DHTの働きを抑制することでこれを正常サイクルに近づけます。



2.有効性


20〜50際の男性型脱毛症患者917例に対して行われた第Ⅱ/Ⅲ相試験において、プラセボに対する優越性、プロペシアに対する非劣性および優越性が確認された。

頭頂部の直径2.54cm円内における直径30μm以上の非軟毛の数によって判定。マイナス4.9本のプラセボに対し、プロペシア1mg(フィナステリド)が56.5本、ザガーロ0.1mg(デュタステリド)が63.0本、ザガーロ0.5mgが89.6本とのこと。詳しくはメーカー資料を確認してください。

添付文書の用法用量欄の記載を見ると原則0.1mgを使用するかのような書き方ですが、メーカーとしては基本0.5mgでいきたいそうで。これは、0.5mgの方が有効性が高く、副作用がその分増えるわけではないから、とのこと。これが本当ならそりゃそうですね。

ちなみに、添付文書の効能効果欄の記載を比較すると
プロペシア:男性における男性型脱毛症の進行遅延 
ザガーロ:男性における男性型脱毛
これは、ザガーロが発毛、育毛、予防の3点において有効性が認められたためらしく、プロペシアより発毛に対する有効性が期待できそうですね。

ただしプロペシアと同じく6ヶ月は服用継続して様子を見てくださいね。



3.副作用


さて、気になる副作用。基本的にはプロペシアと同じです。EDやら射精障害やらリビドー減退やら。男性ホルモンに対してネガティブに働くので、致し方なしですね。

発現率はプロペシアと大差なし。市販後のデータ待ち。



4.注意点


プロペシアと同じくですが、妊婦や小児禁忌。触るのもダメですが、カプセルが破れないかぎりは大丈夫です。

また、前立腺がんの指標であるPSA(血清前立腺特異抗原)に影響を与えます。具体的に言うと50%ほど低下させます。仮に服用者が前立腺がんを発症した場合、PSAはそこから上昇することになるのでマスクするわけではないのですが、ベースラインを変更する必要があるので注意。



5.価格は?


薬価収載されないため、売価は当然ながら仕入れ値に左右されることになります。プロペシアよりやや高くなりそうですが、はたして…?



以上です。


2015年11月27日追記

「ザガーロカプセルの発売延期」および「アボルブカプセル出荷調整」というニュースが立て続けに入ってきました。詳細は不明ですが同成分であることと無関係ではないでしょう。発売は来年になりそうです。



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関連記事:プロペシア錠について押さえておくべき3つのポイント

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