2016年4月21日木曜日

後でまとめて片付けるか、片付けながらやるか


仕事でもプライベートでも、「後でまとめて片付けるor片付けながらやる」は人それぞれ。貴方はどちらですか?

例えば薬局薬剤師の仕事だと、100錠包装の外箱を開封して必要数量取る際に、内袋や帯などのゴミをそのへんにばら撒いておくのか、すべて片付けてからにするのか問題。

例えば自宅で荷物を受け取った際、開封するべく使ったハサミをそのへんに放っておくのかすぐ片付けるのか、あるいはダンボールを後で片付けるのかすぐ片付けるのか問題。

両者は単なる流派の違いでしょうか?好みの問題ではなく、どちらかが有利だったりしないでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。


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【後でまとめて片付ける派】


こちらのメリットは、当然「作業が早い」が挙げられますね。薬局薬剤師の調剤スピードは、ゴミを撒き散らしながら仕事をする人が最も早いです。100錠を開封→内袋を破いて28錠取る→輪ゴムでまとめて持っていく(もちろん外箱から内袋から帯からすべて放置、何なら残った72錠すら放置)。

また、何も考えなくてよいので「訓練不要」です。届いた荷物を勢いよく開封して中身を出し、ハサミも箱も放りっぱなしで中身を楽しむわけですから子供でも(何なら動物でも)できますね。


対するデメリットは、当然ですが「どんどん散らかる」が挙げられます。どこかのタイミングで一念発起してすべて片付ける必要があり、「維持不可能」なスタイルです。



【片付けながらやる派】


こちらのメリットは上記の逆、つまり「維持可能」である点ですね。薬局薬剤師の仕事なら、100錠を開封→内袋を破き帯を外し、まずそれらのゴミを捨てる→28錠取る→輪ゴムで縛りそれをちょっと置いておき、72錠を箱に入れて元の場所に戻す→28錠を持っていく。手順は増えていますが、後の片付けがまったく不要です。


対するデメリットは、「作業が遅い」です。何せ手順が増えていますからね。そしてある程度の「訓練が必要」です。作業スピードをできるだけ早くするのはもちろんですが、そもそも「片付けながらやる」ことを習慣づけるのがなかなか難しいようで。




「ペースが遅い店舗では「後でまとめて片付ける」で、ペースが早い店舗では「片付けながらやる」がいいんじゃないか」という意見がありますが、私はそうは思いません。どちらの場合も明確に「片付けながらやる」が有利です。

つまり彼あるいは彼女の言い分は「後で片付ける余裕があるなら後回しにすればいいじゃん、その方が早いし」ということなのですが、結局のところ「僅かなスピードアップと維持可能性(サステナビリティ)どちらが大事か問題」であることに気付いていないようです。ペースが遅い店舗という話ですので、僅かなスピードアップは特に求められませんね。ゆえに「片付けながらやる」が正解。

また、ペースが早い店舗だともちろん片付けながらやらないと回りません。後で片付ける余裕がないのでどんどん散らかり、業務効率もどんどん落ちます。こちらは誰でもわかるかと。


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「片付けながらやる」や「定位置管理」などの習慣は非常に有用なのですが、人は弱いので「面倒くさいから後回しにしたい」欲求にたいてい負けてしまいます。そうして片付けながらやるスピードを上げる努力をしないまま歳を重ね、気付けば片付けながらやる人より遅くなっていたり…怖い怖い


ちなみに、「後でまとめてやる」が正解の場合もあります。ゴミ出しなんかが好例ですね。おそらくこうしたケースを拡大解釈して「後でまとめてやる」方が何でも効率的だと誤認している人も多いのかもしれません。


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