2012年10月29日月曜日

携帯電話は2年ごとに乗り換えろ

タイトルの通りですが、携帯電話は2年ごとにキャリアを乗り換えるのが得策です。電話番号はそのままで、例えばdocomoからauに移る、いわゆるMNPというやつですね。

なぜ2年ごとかというと、ひと昔前なら機種代ローン完済がだいたい2年だから。今なら各社2年縛りがあるからです。

MNPするメリットをまとめてみました。


1.機種代”一括0円”が可能


”実質0円”ではなく、”一括0円”です。

”実質0円”は機種代と同額の割引が毎月入るので負担がないように見えますが、機種代の支払債務が残っている状態。故障や紛失があった場合は残債を一括で返済する必要があります。

対して”一括0円”は、契約時に機種を(ローンではなく)一括で購入したことになります。ただし0円で。支払債務は残っていないので故障や紛失があっても問題なし。

重要なポイントは、WiMAXやEM使いにとってスマホ”一括0円”ゲットはほぼ必須ということです。なぜなら”実質0円”で受けられる機種代割引は、実は通話料や通信費からしか割り引けない、つまり、WiMAXやEMを使って通信した結果、キャリアに支払う通信費がゼロに近い場合、割引が受けられず機種代の支払いが発生してしまうからです。

関連記事:WiMAXで通信費削減

WiMAX


2.キャッシュバック


これは必須ではありませんが、できればあった方がいいです。MNP手続きに転出で2100円&転入で3150円のコストがかかるからです。キャッシュバックは現金だったり商品券だったり店によって様々ですが、MNP費用の補填に使いましょう。

金額も店によって様々ですが、数万円というケースもあるようです。一時は短期間にキャリアを渡り歩いて高額キャッシュバックで稼ぐという荒技も流行ったようですが、当記事の趣旨から外れますので割愛。

注意すべきは、端末を”実質0円”で契約する代わりに高額キャッシュバック、というパターン。1と同じくWiMAXやEMユーザーには飲めない条件です。それ以外のユーザーなら検討の余地ありですが、キャッシュバック額と機種代合計額を比較し、支払債務が残るという点も考慮して決めましょう。


3.その他割引


のりかえ割”や”女子割/男子割”、”月々サポート”などキャリアごとにいろんな特典があります。今年の5月まででしたが”学割”なんてのもありましたね。

時期によって各社内容が変わり、条件も様々で一般論化できないので詳細は書きませんが、ここも固定費削減に大きな威力を発揮します。上記1と2にも言えることですが、携帯電話の更新月が近付いてきたらアンテナを立てておき、情報を集めておくというスタイルがオススメです。



以上のように、2年ごとにMNPするメリットはたくさんあります。逆に、同じキャリアを長年使い続けているような優良顧客はどんなメリットがあるでしょうか?まったくありませんよね。一部ではこうした優良顧客のことを”養分”と呼んでいます。

「こんなの絶対おかしいよ」と私も思いますが、いくら「おかしい」と主張しても現実を変えることはできません。キャリアが養分を冷遇しMNP転入者を優遇する理由がわかれば、あとは自分がどう行動するか。

「優良顧客を優遇すべき」という信念を貫き、留まるか。
「それなら2年ごとにMNPするまでだ」と割り切るか。

私は後者です。


また、2年ごとのMNPをスムーズにするため以下の記事もどうぞ。
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