2014年4月4日金曜日

ブロチンシロップと濃厚ブロチンコデイン配合シロップの違い

ブロチン

鎮咳去痰薬として用いられるブロチンシロップと濃厚ブロチンコデイン配合シロップ。真っ黒な液体で水剤の中でも異色を放っていますよね。両方ブロチンを名乗っていますが、どう違うんでしょ?

ブロチンシロップ3.3% 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/430574_2241003S1055_1_01.pdf

濃厚ブロチンコデイン配合シロップ 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/430574_2249104S1048_1_03.pdf


1.成分


ブロチンシロップ:
桜皮エキス33mg/mL

濃厚ブロチンコデイン配合シロップ:
桜皮エキス16.5mg/mL
コデインリン酸塩水和物10mg/mL

後者は”濃厚”を名乗っていますが、桜皮エキスは半量。

2.作用の強さ


”ブロチン”の主体は桜皮エキスで、鎮咳去痰作用をもつ。昔からある生薬由来の成分で、作用はさほど強くないが副作用もほとんどないとか。ただし嫌酒薬とは併用禁忌。

それに西洋薬であるリン酸コデインを追加したものが”ブロチンコデイン”なわけですね。当然こちらの方が作用が強いです。

関連記事:コデインリン酸塩散とジヒドロコデインリン酸塩散の違い

3.調剤方法


濃厚ブロチンコデイン配合シロップの方は添付文書に記載の通り、「白湯又は砂糖湯で2~3倍に薄めて」調剤します。これは性状の項に記載の通り「特異な芳香と味がある」からだそうですが、ブロチンシロップの方にも「特異の甘味と芳香がある」との記載あり。DIに問い合わせてみましたがはぐらかされ良い答えはもらえず。また味見してみます。

とりあえず薄める理由は薬学的な理由(副作用の原因になるなど)ではなく味の問題なので、mustではないでしょう。まぁ薄めますけど。


なお、こいつらのためだけに白マジックを用意している薬局もあることと思います。

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こんなやつですね。水剤は調剤した際一回量を示すためにマジックで線を引くんですが、水剤が真っ黒だと黒マジックが使えず、やむなく白マジックを使います。

が、こいつがなかなかクセモノで、キャップを閉じていてもペン先は頻繁に乾燥するし(デフォで替芯を入れているだけあります)、使おうとして振ると高確率でインクが暴走して手を汚すなど、相当悪い奴です。


こんな感じでどうでしょ?これで白マジックとはサヨウナラ!

関連記事:水剤の調剤時、1回量をどのように示すか?

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