2015年1月14日水曜日

タプロス点眼+チモプトール点眼=タプコム配合点眼液が発売

タプコム

参天製薬よりタプコム配合点眼液が昨年末に発売されています。正確な発売日は2014年11月25日。緑内障の治療薬であるチモプトール点眼液0.5%とタプロス点眼液0.0015%の配合剤です。

タプコム配合点眼液 添付文書pdf

これについて知っておくべき事項を軽く見ていきましょう。


【配合剤にするメリット】


次々と発売される配合剤と、それに続く後発医薬品をなんとかしてくれで書いた通り、個人的には配合剤は大嫌いですが、有意義な配合剤もあると思っています。

まとめて飲めばOKの内服と違い、外用だと1日2回塗っていたのが1日1回でOKとなると患者のQOLの向上やコンプライアンス(アドヒアランス?)の向上にもつながりますし、その結果治療効果も高まります。

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特に点眼。1日2回も面倒ですが、複数種類の点眼薬を使う場合はさらに「点眼の間隔を5分あけて」という面倒くささが追加。2種類なら、朝に点眼→5分待つ→もう一方を点眼→夜に点眼→5分待つ→もう一方を点眼。

タプコム配合点眼液なら1日1回、1種類だけを点眼すればOKです。これは楽ちん。(注:タプロス点眼の方は元々1日1回です。)


【用法は1日1回点眼】


元々1日1回点眼のタプロス点眼の方はさておき、チモプトール点眼は1日2回だよね?タプコム配合点眼液は1日1回でいいの?というのは当然の疑問。

メーカーに問い合わせたところ、「タプコム配合点眼液を1日1回点眼した場合と1日2回点眼した場合とで、治療効果に有意差はなかったから」とのこと。

患者に「え、じゃあチモプトール点眼も1日1回でよかったんじゃ?」とか聞かれたらどうしましょう?前もこんなのありましたよね…

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【名前の由来】


タプコムの「タプ」は「タプロス」であることはすぐにわかりますが、「コム」って何でしょう?なんと、「コンビネーション」の頭文字で「コム」らしいですよ。

何だろう、この「これじゃない」感。ミコンビかお前は(笑)


【薬価】


チモプトール点眼液0.5%:337.2円/mL
タプロス点眼液0.0015%:985.2円/mL
タプコム配合点眼液:1,060円/mL

1本あたりの差額は656円。かなり安くなりますね。

…と言いたいところですが、チモプトールの後発医薬品の薬価は

チモロール点眼液T0.5%:91.6円/mL

なので、こちらで比較すると1本あたりの差額はたった42円。薬価が112.1円/mLであるリズモン点眼液0.5%やチモレート点眼液0.5%で比較しても差額は93.25円。


ドボベット軟膏もそうでしたが、価格的に残念な新薬ですね。それでも1日2回が1回になり、2種類が1種類になることによるメリットは大きいですが…。


最後に、チモプトール点眼液と他の緑内障治療薬の配合剤一覧をば。

トルソプト
ドルゾラミド
エイゾプト
ブリンゾラミド
キサラタン
ラタノプロスト
トラバタンズ
トラボプラスト
タプロス
タフルプロスト
チモプトール
チモロール
コソプトアゾルガザラカムデュオトラバタプコム


まだ覚えられる範囲ですが、これらの後発医薬品も発売されると思うと今からうんざりですよね(ーー;まじで次々と発売される配合剤と、それに続く後発医薬品をなんとかしてくれ


関連記事:点眼薬は何日分?

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