2015年6月8日月曜日

プロパデルム軟膏/クリームが2015年8月をもって製造中止

プロパデルム


プロパデルム軟膏/クリーム(一般名:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)が、2015年8月末日をもって販売中止だそうです。

プロパデルム販売中止

プロパデルム軟膏/クリーム0.025% 添付文書pdf

有名な品目なので皮フ科門前でなくともご存知の方も多いと思います。一体何が…?


販売元は協和発酵キリンで、製造販売元はGSK。お知らせは協和発酵キリンからきたので同DIに問い合わせてみると、「原料の安定調達が困難であるため」との理由です。輸入ではなく国内メーカーからの購入ということですが…?


代替品として摩耶堂製薬のベクラシンを推しているのでそちらにも事情を聞いてみました。

ベクラシン軟膏/クリーム0.025% 添付文書pdf

こちらでは原料の調達に問題はないそうで、先発医薬品であるプロパデルムとは違うメーカーからの購入とのこと。じゃあ何で先発のメーカーはそっちから買わないんでしょ…?


あと、プロパデルムの需要がすべてこちらに流れた場合、生産が追いつくのかはなはだ疑問ですね。摩耶堂製薬ですし。DIの受け応えのレベルからもそれが伝わってきてしまいます、残念ながら。


添加物を比較してみると

プロパデルム
ベクラシン

まるで別物ですね。

飲んだら同じの内服薬と違い、外用薬だと使用感が変わってくるのがね。あと混合する場合はまったく別物ですし。

一応製剤見本を取り寄せて代替品として使用するかどうか医師と相談する予定ではありますが、おそらく使わないことになるかと思います。同じStrongならボアラもベトネベートもリンデロンもありますし、なければないでそっちをね。


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今ひとつ腑に落ちないですが、ともかくプロパデルムはこの世から姿を消すそうです。2015年8月までは通常に発注可能で、あとは卸の在庫がなくなり次第終了。2016年3月末にて経過措置期間終了で、以降保険請求できないのでご注意を。



そういえばノイチームが再審査で一部保険適用削除になってましたね。効果の怪しい薬はどんどん販売中止になってもらって構いませんが、プロパデルムはね…何でだろ?


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