2013年1月21日月曜日

ミグシス錠は血管収縮を抑制→あれ、片頭痛は血管拡張が原因では?



片頭痛の原因が”脳内血管の拡張”というのは有名な話ですが、その予防薬であるミグシス錠はCa拮抗薬なので、血管の収縮を抑制します。

「あれ、逆じゃね?」と思いました?

私は思いました^^;

片頭痛の病態に詳しい人なら「何言ってるんだ」な内容かもしれませんが。以下解説。




片頭痛発作が起こっている最中は確かに脳内血管が拡張していて、それが片頭痛の原因と考えられる。それを抑えるのがレルパックスイミグランのようなトリプタン系製剤で、用法欄を見ると”頭痛発現時”。つまり、起こっている頭痛を抑える薬です。


対してミグシス錠は1日2回、つまり毎日服用となっています。上に書いた通り、ミグシス錠は片頭痛の予防薬です。



さて、問題は血管の”拡張を抑制”ではなく”収縮の抑制”なのは何故か?というところですが

片頭痛は発作が起こる前段階として血管が一旦収縮し、その後拡張して頭痛に至る、という流れです。その前段階における血管収縮を抑えるのがミグシス錠なのです。


「血管収縮を抑制することにより、逆に拡張して頭痛を誘発しないか?」が気になるところですが、ミグシス錠を長期投与(1年近く)した実験もあるらしく、そのようなことはなかったそう。(DI談)





余談ですが、片頭痛は一般的な頭痛(筋緊張型)とは病態も治療薬も異なります。「私片頭痛なの」とか言っている人をたまに見かけますが多くは間違いで、市販の痛み止めで治ります。

それらが全く効かず毎日のように頭痛に苦しんでいる人は受診してみてください。レルパックスやゾーミッグが効くかもしれません。

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