2015年5月20日水曜日

外用薬の混合方法3つと、それらのメリット・デメリット


外用薬は本来製薬会社が出荷したチューブ状のものをそのまま使いますが、ときには医師の判断で二種類の外用薬が混合して処方されることがあります。

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このような容器で薬をもらったことのある人は多いはず。


外用薬の混合方法3つと、それらのメリット・デメリットについてまとめました。


1.軟膏板と軟膏ヘラによる手混ぜ



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こういうのを使ったやつですね。おそらく大多数の薬局で採用されている、最もスタンダードな方法かと思います。

最大のメリットは低コストという点ですね。空気が混入しにくいのもメリット。

ただし技術に個人差があるのがネック。新米薬剤師やスキルの低い薬剤師がやるとムラムラです。混合後、手がベタベタに汚れている薬剤師もいたりして「お前手で触った軟膏詰めてんじゃねーよ!」みたいな。水分を多く含む基剤だと蒸発しやすいのもデメリットのひとつ。



2.乳鉢と乳棒による手混ぜ



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こういうのを使ったやつですね。私は未だかつてこれを使っている薬局を見たことがありません(^^;

メリットとしては水分が蒸発しにくいことと個人の技術差がでにくい、らしいのですが…

やってみるとわかりますが、混合しているうちに軟膏が上部に偏ってきてしまい、逐一掻き落として混合する必要があります。技術に個人差があると思います。

また、混合に時間を要する点、空気が混入しやすい点、混合した軟膏をすべて回収できない(乳鉢の内側にこびりつく)点などを鑑みると、賢明な混合方法とはお世辞にも言えません。



3.機械による混合


ひとひ練り

こういうのですね。

言うまでもなく、技術に個人差はありません。また、100gを超えるような大量の軟膏の混合も可能。しかも早い。

デメリットはもちろん、高コストである点。値切り力にもよりますが、おそらく50〜80万円くらいはするでしょう。あと、乳剤性基剤は回転により乳化の破壊が起こります。


また、個人差がないとはいえ軟膏チューブを絞るときには注意。キャップの裏で穴をあけた瞬間にゅるっと出てくる出しゃばりがいたり、最後に残った軟膏をぐっと押し出すと手にめがけてフックを放ってくる意地悪な奴もいますので。




以上です。

外用薬の混合については以下書籍がバイブル的存在のようですね。




関連記事:リンデロンなどの外用薬チューブが包装変更 開封の際は穴を開けるタイプに

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