2014年12月26日金曜日
薬剤師は二年に一度、現況を保健所に届けるべし
薬剤師は二年に一度、12月31日現在における住所地、従業地、従事している業務の種別等を、翌年1月15日までに届け出ることが薬剤師法で義務付けられています。これは医師、歯科医師も同じくです。公式は以下。
厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師の皆さまに届出のお願い
届出の書類がエクセル、一太郎、pdf形式でダウンロード可能です。皆さん忘れずに届けておきましょう〜
提出先は住所地の保健所です。厚生労働省 保健所管轄区域案内から検索を。持参しても郵送でもどちらでもOK。薬剤師会に加入していれば集めに来てくれるかも。
記入の際、薬剤師免許を参照する必要があるのですぐに記入できない人がほとんどかと思います。これを機にクラウド化しておきましょう。私はUSBメモリで個人データを保存するのはもうやめよう!クラウド化で半永久保存&どこからでもアクセスでも書いた通り、いつでもどこでもスマホから自分の薬剤師免許(の画像)を出すことができます。
…ところでコレ、何に使うんでしょ?
届けないとどうなる?
長いこと働いていない薬剤師って明らかに届けてないけど大丈夫?
2014年12月17日水曜日
クラビット錠250mg/500mgの後発医薬品が発売
第一三共のクラビット錠250mg/500mg(一般名:レボフロキサシン)に、ついに後発医薬品が発売されました。
薬事日報
後発品521品目を薬価収載‐初後発は2成分29品目
他に大型品目としてブロプレスがありますが、以前ブロプレス錠の後発医薬品発売 あすか製薬がAGをで書きましたね。レボフロキサシンのAG、適用症、薬価について簡単に。
クラビット錠250mg/500mg/細粒10% 添付文書pdf
2014年12月15日月曜日
医療業界におけるマイナンバーのあるべき理想の姿
マイナンバーの医療分野への活用の雲行きが怪しい件の続き。今回は医療業界におけるマイナンバーのあるべき理想の姿について。
これが実現することで、全国で膨大な行政コスト含む事務コストが削減され、国民の利便性が向上し、安全な医療の提供が担保され、患者の個人情報が保護され、偽造処方せんや向精神薬の大量仕入れが防げ、時代遅れの医療機関の淘汰を促すことができます。
なお、公式は以下。詳しく知りたい方は是非参照のこと。
「マイナンバー」社会保障・税番号制度 - 内閣官房
2014年12月12日金曜日
マイナンバーの医療分野への活用の雲行きが怪しい件
2016年1月より開始が予定されているマイナンバー。いわば国民総背番号制であり、社会保障や税などを一元管理する番号となります。
そもそも複数の行政機関でまったく別の番号を生成して非効率な運用となっているのは先進国では珍しいらしく、日本の恥の一つだと私は思っています。きょうびナイジェリアですらMasterCardつきの国民IDカード配布してるよ。
さてそんなマイナンバー、医療分野への活用も期待していましたが、先日薬事日報で見かけた記事を見てビックリ。さらにいろいろ調べていくと、どうやら雲行きかなり怪しいですね…。
2014年12月10日水曜日
リンデロンなどの外用薬チューブが包装変更 開封の際は穴を開けるタイプに
塩野義製薬が販売する一部の外用薬が包装変更するみたいです。
品目は以下の通り。
アルメタ軟膏
フルメタ軟膏/クリーム
リンデロンDP軟膏/クリーム
リンデロンV軟膏/クリーム
リンデロンVG軟膏/クリーム
こんな感じですね。フタを取った口の部分が、今までは開口式だったのが今後は閉鎖式に。そしてフタの上部に穴開け用の突起が追加されるもよう。
2014年12月8日月曜日
タリオンOD錠が間もなくリニューアルみたいですよ
田辺三菱製薬から販売されているタリオンOD錠。一般名はベポタスチンベシル酸塩。アレルギー疾患の治療に用いられます。
タリオンOD錠5mg/10mg 添付文書pdf
近々このOD錠の改良版が流通するようです。変更点は3つ。
関連記事:ザイザル錠5mgが包装変更するようです
2014年12月5日金曜日
外用消毒液の院外処方箋が困る件
外科などで処置した後、処方されることが多い外用消毒液。例えばヒビテンやヂアミトール水など。
これらの外用消毒液の処方が門前以外の薬局に分散されることがなぜ困ったことになるかを、3つにまとめました。
関連記事:「全国どこの処方せんでも受け付けれます」は語弊があるよね
2014年12月1日月曜日
カロナールに500mg錠が(まもなく)発売
アセトアミノフェンの錠剤として最も普及しているであろう、カロナール。今までは200mg錠と300mg錠が昭和薬品化工から発売されていましたが、このたび500mg錠が発売されるようです。
カロナール錠200mg/300mg/500mg 添付文書pdf
添付文書の用法及び用量欄を確認すると、カロナールは成人1回300mg〜1000mgないし300mg〜500mgで、年齢症状により適宜増減するが1日上限は4000mgないし1500mg。
前者が一般的な鎮痛で、後者が上気道炎の解熱鎮痛。
「小児には体重1kgあたり1回10〜15mg」との記載もあることから、1回用量は(体重×10)mgというイメージを持っています。カロナール坐剤の用量設定もこんな感じをよく見る気がします。
関連記事:子どもが発熱したら座薬?内服の方がいいかも