みやび日記
薬剤師によるブログ
2013年12月27日金曜日
NISAより確定拠出年金(401k)の方がよくね?
さて、日本版ISAことNISAが間もなく始動ですね。猫も杓子もニーサニーサ言ってんじゃねーぞ。え、言ってない?すいません。
以前から何度か書いているように、私はNISAに対してあまり良い印象は持っていません。使えなくもないと思っていましたが、外国税額控除が使えないらしくどうやらこれも微妙。使い道ないじゃん…
ということで、以前からある投資に対する非課税制度として確定拠出年金(以下、401kと記載)に着目してみました。それぞれのメリットとデメリットを比べてみます。
2013年12月25日水曜日
大包装しかない医薬品を大量に使用している大型店舗から、小型店舗に少量送るのは合理的か?
薬局での医薬品店舗間移動で押さえておくべき7つのポイント
の続き。
大型のA店と小型のB店。
必要な品目は、例えばラックビー微粒N。1008包入りの大包装。
A店は月に一箱近く使い、B店で新規に処方が来て84包必要。
A店とB店はある程度離れていて、徒歩での移動は不可とする。
この前提において、表題の件について考えてみましょう。
2013年12月23日月曜日
薬局での医薬品店舗間移動で押さえておくべき7つのポイント
複数店舗をもつ薬局チェーンに勤務している薬剤師の重要な仕事のひとつ、店舗間移動。振替と言ったりもします。要するに不良在庫の嫁入り先を探す仕事ですね。
毎日行う業務ではなく、だいたい四半期に一回ないし半年に一回まとめて行うことが多い。棚卸前や薬価改正前なんかはラッシュです。(前者は数える手間を省くため、後者は実損を避けるためです。)
関連記事:
棚卸前に在庫を減らす必要はありません
この業務を行う際に、押さえておくべきポイントを7つにまとめました。順番にチェックしていきましょう。
2013年12月20日金曜日
残薬確認後の疑義照会で処方変更があれば重複投薬・相互作用防止加算を算定しよう
平成24年度の改訂以来、薬局での”残薬確認”が実質義務化されています。
47news 残薬「確認受けた」24% 患者と薬剤師の認識に差
http://www.47news.jp/feature/medical/2013/02/post-826.html
薬剤師と患者の認識の差には開きがあるようですので、この溝を埋めるべく薬局薬剤師が患者への残薬確認に意欲的に取り組もうと思えるインセンティブをご紹介。
2013年12月18日水曜日
サンコバ点眼液が遮光保存じゃなくなりました
先日、サンコバ点眼液を開けてビックリ。いつもの遮光袋じゃない!
最初は「さては製造工程で入れ間違えたな〜珍しいこともあるもんだ」と思いましたが、小袋に同梱されている説明書きを見るとそうでもなさそう。
どうやら遮光保存じゃなくなったようです。どういうことなのか、すぐにDIに聞いてみました。
サンコバ点眼液0.02% 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/300237_1319710Q2078_1_03.pdf
2013年12月16日月曜日
医薬品の流通過程での消費税のかけ方がオカシイ件
何度か書いていますが、改めて。医療業界における七不思議のひとつ(と個人的に考えている)医薬品の消費税問題。
簡単に言うと、100円の薬を90円で売っていたのに消費税率が上がると仕入が101円になったりする”逆ざや”が起こり得る、という問題。
原因は”非課税”などではなく”流通過程での消費税の二重課税”です
こう書くとガソリンのように国が二重課税しているように聞こえますが、実際には流通過程の計算方法に問題があります。
なお、”非課税”というカテゴリは金融・会計クラスタで何かと物議を醸していますが、ここではあえて割愛。それ以前の問題だからです。
関連記事:
薬価の消費税上乗せ分を明細書に表示することによる棚ぼた効果
2013年12月13日金曜日
医療は国営化&無料化すべきでは?その2
医療は国営化&無料化すべきでは?その1
の続き。
2013年12月11日水曜日
医療は国営化&無料化すべきでは?その1
日本国憲法第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
健康の要素のひとつである医療は、医師による医療法人が経営する病院・診療所や、株式会社が経営する調剤薬局など民間が担っています。公営の病院を除いて税金の補助があるわけではないので、支出は収入の範囲内に抑えねばなりません。
ゆえに「お金はないけど風邪ひいたから診てくれ薬もくれ」は不可能です。
「これは違憲だ!」とまで言うつもりはありませんが、その他の事情を鑑みても、私は「
医療は国営化&無料化すべき
」だと思っています。
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2013年12月9日月曜日
「調剤技術料って何?つめるだけでしょ!」と拒否されたら
先日、久しぶりにタイトルのようなことを言う患者と対峙しました。
医薬分業の認知度もだいぶ高まり、もう今更そんなこと言う人なんて…と思っていましたが、まだいるんですね。こうした患者への対策と、調剤技術料の意義、あるべき姿について軽く書きます。
なお、ここで言う調剤技術料とは、調剤基本料や調剤料、時間外加算などなど、調剤報酬全般を指します。
2013年12月4日水曜日
ヘパリン類似物質って何!?
保湿目的で皮膚科にてよく処方される、マルホのヒルドイド。成分は”ヘパリン類似物質”とのことですが、コレ何なんでしょ?
ヘパリンといえば抗凝固薬で血栓塞栓症などに用いられますが、どうにも関係なさそうです。ということでMRとDIに聞いてみました。
ヒルドイドソフト軟膏/クリーム/ローション 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/730155_3339950M1137_1_02.pdf
2013年12月2日月曜日
消毒用アルコールの価格がずいぶん違う件
消毒用エタノール「ケンエー」 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/260024_2615703X1450_1_03.pdf
薬局で何かと使う消毒用アルコール。こんなやつですね。
薬価が1.54円/mLなので、1本で770円もします。
やたら高いですよね。これ、実は
酒税
のせいです。
ちょっと計算してみましょう。
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