2010年11月28日日曜日

点分業と面分業の比較

薬局を開業するにあたって、点分業と面分業。
それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
(点分業は主に一箇所の医院の処方を受け、面分業は広域で受けるとする)



【点分業のメリット ⇔ 面分業のデメリット】

在庫管理が楽 ⇔ 在庫管理が大変
見慣れた処方ばかり ⇔ 見慣れない処方もくる
不良在庫が発生しにくい ⇔ 不良在庫が発生しやすい
前もって収支計算可能 ⇔ 新規で始めると赤字が続く
立地を問わない ⇔ 立地は重要


【面分業のメリット ⇔ 点分業のデメリット】

病院の集客力に依存しない ⇔ 病院の集客力に依存する
売上は自分次第 ⇔ 売上はDr次第
Drと利害関係はない ⇔ Drに頭が上がらない
場所が選べる ⇔ 場所を選べない


関連記事:薬剤師の雇われと独立の比較

2010年11月18日木曜日

薬剤師の雇われと独立の比較

薬剤師として働くにあたって、”雇われ”と”独立”
それぞれのメリット・デメリットをまとめてみた
(”独立”はフリーエージェントではなく、開業のこととする)


【雇われのメリット ⇔ 独立のデメリット】

経営リスクがゼロ ⇔ 様々な経営リスクを抱える
引越し可能 ⇔ 引越し不可
気楽に仕事ができる ⇔ 数字に怯える
法改正、薬価改定によるダメージ(基本的に)無し ⇔ ダメージあり
失業の心配は(今のところ)ない ⇔ Dr次第で失業(廃業)あり

【独立のメリット ⇔ 雇われのデメリット】

ある程度コントロール力あり ⇔ 異動、給料、働き方、何もコントロールできない
生み出した余剰価値は全て自分のもの ⇔ 余剰価値を経営者に全部取られる
薬剤師過剰で人材調達コストが下がる ⇔ 薬剤師過剰で年収は下がる
法人形態を取れば、様々な税優遇を受けることができる ⇔ 税優遇は無し


関連記事:
点分業と面分業の比較
なぜ働いた分だけ給料がもらえないのか?

2010年9月11日土曜日

医療機器フォーラム行ってきました

今日はメディセオ社主催の、医療機器フォーラムに行ってきました。

自動で水剤を調剤してくれる機械とか、自動で錠剤をピッキングしてくれる機械とか、自動で散剤を調剤してくれる機械とか。
見る分には面白かったけど、コストパフォーマンスの悪いオーバースペックの箱モノという印象。ごくごく一部の薬局の需要を狙った商品でしょう。

むしろ、ヒートに入ったまま錠剤を割れるアイテムや、バラ錠を分別するアイテムなど、アイデア商品を扱っているメーカーに惹かれた。薬局のほとんどはこういうローテクですよ。

2010年8月22日日曜日

『レバレッジ・シンキング』を読みました

少ない労力で大きな成果を上げるDoing more with less(以下DMWL)がコンセプト。

レバレッジとは”てこ”のこと。『レバレッジ・リーディング』は既に読んでいましたが、これはさらに発展型のようです。


著者曰く、DMWLについて誤解してほしくない点が2点。

ひとつは、少ない労力と言うと、楽をすることだけを考えてしまう人がいる。DMWLは手を抜くとか、単純に楽をすることではありません。8時間でできる仕事を1時間でできるようになったので残り7時間は遊んでいる、ではダメ。目的は成果を上げることなので、8時間働いて8倍の成果を上げるのだ。

もうひとつは、一定量の仕事経験が必要になるということ。新入社員が「私は効率重視なので、9時から17時までしか働きません」では成果は上がらない。


2010年8月7日土曜日

自分の才能を見つけよう!

勝間和代さんの著書『やればできる』でお勧めしていた、以下のテストをやってみた。

clifton StrengthsFinder
http://sf1.strengthsfinder.com/ja-jp/homepage.aspx


このテストで自分が持つ”強み”5つがわかる。
”強み”とは、「繰り返し現れる思考、感情および行動パターン」だ

2010年8月4日水曜日

年金の不正受給調査開始

日本経済新聞110歳以上を全員調査 8月中、年金記録もとにhttp://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2E1E2E7E38DE2E1E2EAE0E2E3E29191E3E2E2E2

高齢者行方不明事件が続出し、当然こういう流れになりますね。110歳以上限定は如何なものかという点はさておき、予想より初動が早くて良いと思います。さすがミスター年金。
ただ、今回のこの一連の事件で気になることが3つ。


1.不正受給した年金は返金させるのか?
もちろんそのままということはないでしょうが・・・

2.何らかのペナルティは課すのか?
全額返金はもちろん、金利分や罰則分を上乗せするべし。
(刑事罰とはまた別に)

3.再発防止策は?
おそらく全国で同様の例がごまんとあると思います。


制度の不備があるのは国も悪いですが、最も悪いのは不正受給者。年金財政の破綻が危ぶまれているというのに、こういうことをする人が信じられない。厳罰をもって対処してほしい。

2010年7月29日木曜日

仕事ができる人の習慣

仕事ができる人の習慣をまとめてみました
ある程度意識して変えることができそうです

「人間は習慣の奴隷」と言います
いい習慣を身に付けたいものです


2010年7月5日月曜日

薬剤師の転職についてアドバイス

薬剤師の卒業生が出ない、いわゆる空白の2年間の真っ只中。薬局チェーン各社、人の確保に奔走しているようです。対して薬剤師側も、今が最後のチャンスと転職活動が盛んなもよう。

私自身二度転職していますが、そんなイチ薬剤師から見た薬剤師の転職について。僭越ながらアドバイスを、大きく分けて3点ほど。

2010年6月24日木曜日

レセコン会社の怠慢

あまりいい評判を聞かないEMレセプティ。私が勤務している薬局では、残念ながらこれを使っています。いつも入力の不合理さや更新されない薬情、高い料金を不満に思っていましたが、先日ありえないことが起こりました。

2010年6月8日火曜日

ジェネリック医薬品の使い勝手がよくなりました

今更ですが4月の法改正で、後発品(いわゆるジェネリック医薬品)の使い勝手がよくなりました。具体的に言うと、規格や剤形が違っていても変更OKに。

例えばガスターD錠20mgの処方がきたとき、以前なら選択肢は、ファモチジンD錠20mg「○○」しかありませんでしたが、今なら

ファモチジン錠10mg「○○」を2錠
ファモチジン錠20mg「○○」を1錠
ファモチジンD錠10mg「○○」を2錠
ファモチジンD錠20mg「○○」を1錠

どれを選んでもよくなりました。これは非常に良い変更だったと思います。
ただ、一般の人からすると「え、今までダメだったの?なんで?」という話ではありますが・・・

先発品では未だに認められていませんし、後発品でも、錠剤、水剤、散剤同士での変更のみで、錠剤を散剤に変更したりするのは×(病院にお伺いを立てる必要があります)

2010年5月25日火曜日

京都の某刑務所、もとい薬局

サイドブレーキを下ろしたまま車を走らせる妻をもつみやびです、こんばんは。

今日は京都の某薬局を少し紹介してみます。
特定できるとまずいかもしれないので、名前は伏せます^^;

2010年5月20日木曜日

ブログ 引越しました

こちらでははじめまして
某ブログから引っ越してきました

Google信者な私がBloggerに引っ越すのは必然でしたが
いざ使ってみると、さすがGoogle
作ってる人の頭の良さとセンスが伝わってくる
Googleイイ!Google最高!
テンプレートだけは、ちょっと残念だけど^^;


前ブログでは今日でちょうど1年書いたし
この機会にBloggerに引っ越すことに決めました

今後ともみやび日記をよろしくお願いします

2010年3月31日水曜日

日本の若者は高齢者の奴隷

JCASTニュース 「日本の若者は高齢者の奴隷だ」http://www.j-cast.com/2010/03/16062340.html

前々からずーっと書きたいと思っていたけど、長くなりそうだから手を出さずにいた題材。

今日ニュースで見つけてびっくり。マンガになってるらしい。
まだ読んでいませんが、たぶん私が言いたい内容が相当含まれていると思う。



2010年3月30日火曜日

適正在庫を維持する理由

明日は薬価改正前最後の日。必要以上に在庫を削ると欠品の恐れがありますが、適正在庫くらいには減らさないといけない。できれば普段からやっておかないといけないんですが^^;

ところで、「適正在庫を維持する理由」って何でしょう?

2010年3月20日土曜日

停電情報を提供しない電力会社

本日7時台、我が家近辺で停電
いつから停電していたのか不明だが、隣のパン屋さんはパンが焼けてなかったもよう
近所のおば様方が家の外でザワザワ


2010年3月19日金曜日

一包化加算 新旧比較

前回の2.一包化加算について訂正


一包化の点数は7日分ごとに89点(旧)→30点(新)
で、大幅マイナスかと思っていたが
ひょっとしたら内服調剤料を取りつつ、一包化加算がプラス
という形なんだろうか?

そうだとしたら剤数によっても違ってくる
それぞれのパターンと、旧一包化を表にしてみた↓
(クリックで拡大)




















さらに、自家製剤加算はどうなるんだろう?
今までは一包化と、どちらかしか取れなかったが
今後、両取りできるんだろうか・・・?

→できないようです

2010年3月18日木曜日

医薬品メーカーの裏の顔

医薬品メーカーのやり方には、ほとほとうんざりさせられることが多い
何も知らない人は、「薬を作って病気の人を救っているいい会社だ」と思っていることだろう
もちろんそれは事実だ
正当な手段での儲けは奨励されるべきだし、再投資によってさらなる社会貢献が可能
だが、中には納得できない手段も含まれている
薬局薬剤師から見た、医薬品メーカーの裏の顔を紹介しよう


2010年3月5日金曜日

医療業界におけるコモンデータベースの有用性

大前研一さんの提唱する”コモンデータベース”
大前研一「ニュースの視点」blog
http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/index.php


医療業界における有用性をまとめてみた

2010年2月15日月曜日

2010年調剤報酬改定速報の検証

医薬品の公定価格である”薬価”は2年ごとに改定されます。
同じく病院や薬局の利益である”診療報酬”や”調剤報酬”も改定されます。

来る平成22年4月の改定に向けて速報が飛び交っていますが、その内容を検証してみます。
今回は”調剤報酬”の改定について。


2010年2月2日火曜日

自責と他責

私が某大企業に勤めている間に受けた研修で、最もためになった題材のひとつ。
「自責と他責」
意味は読んで字の如く、自分の責任 と 他人の責任。
何か問題が起こったとき、自分のせい(自責)にするか、他人のせい(他責)にするか。

他責の人の例を挙げます。

2010年1月15日金曜日

つらいときに効く名言

天の将に大任を是の人に降さんとするや

必ず先づ其の心志を苦しめ、其の筋骨を労し、

その体膚を餓やし、其の身を空乏し、

行ひ其の為すところに払乱せしむ。

心を動かし、性を忍び、

その能はざる所を曾益せしむる所以なり。