2013年7月3日水曜日

消えゆく塩化リゾチーム製剤

卵

レフトーゼ錠、あるいはノイチーム錠。成分名は塩化リゾチーム。腫れを抑え、痰の切れをよくするため風邪症状などに使われる薬で、卵白に含まれている成分でもあります。「風邪には卵酒」という根拠のひとつ。

ノイチーム錠 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/300220_3959001C2039_1_10.pdf

そんな塩化リゾチームのジェネリック医薬品(以下、後発医薬品と記載)が、またしても販売中止になりました。岩城製薬が販売している、塩化リゾチーム錠「イワキ」の10mgと30mgです。

岩城製薬 塩化リゾチーム錠「イワキ」10mg PTP 1000T、塩化リゾチーム錠「イワキ」30mg PTP 500T、製造販売中止のご案内
http://www.iwakiseiyaku.co.jp/products/product_m/koushin/docs/kaitei_lizo10_20130604.pdf


あまり聞かないメーカーですが、昨年に同製剤を東和薬品など数社が販売中止したところでした。

東和薬品 「塩化リゾチーム製剤」販売中止のお知らせ
http://di.towayakuhin.co.jp/towa5/files/oso/LYS_GRA_10_oso_030958.pdf

このときに塩化リゾチーム錠「イワキ」に乗り換えた薬局は、またしても乗り換えを余儀なくされた形ですね。


残っている塩化リゾチーム製剤の後発医薬品といえばアクディームですが、販売が武田ですね。2年前に40年以上も販売され続けたダーゼン錠を販売中止したあたり危険な香りがしないでもないです。製造販売があすか製薬だし関係ないか?

あとはイセイが販売しているエリチーム錠(ただし規格は30mgのみ)。もういっそ先発医薬品であるノイチーム錠かレフトーゼ錠が安定かもしれませんね。薬価もさほど高くありませんし。


薬価は以下の通り。

ノイチーム錠10mg:8.6円
ノイチーム錠30mg:18.8円
ノイチーム錠90mg:33.3円

レフトーゼ錠10mg:10.3円
レフトーゼ錠30mg:24.4円
レフトーゼ錠50mg:36.1円

アクディーム錠30mg:15.3円(後発)
アクディームカプセル90mg:29.2円(後発)

エリチーム錠30mg:5.6円(後発)

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なお、「赤字だから撤退する」というわけではないみたいですが、さりとて儲かるわけでもなく。そもそも効いているのか効いていないのか微妙なラインの薬ですし、なくてもいい薬なら文句もないだろうし、選択と集中とばかりに品目数を絞りにいくのは経営上正しい判断ですね。

その点、なくてはならない薬なのにやたら薬価が安いチラーヂンのような薬は、もっと薬価を上げてあげて!と常々思っています。


関連記事:チラーヂンの不思議な薬価設定

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