私自身二度転職していますが、そんなイチ薬剤師から見た薬剤師の転職について。僭越ながらアドバイスを、大きく分けて3点ほど。
1.どこに転職しても根本的には変わらない
どうしても合わない人・会社はあるかもしれませんが、青い鳥を探して転職しても徒労に終わることが多いでしょう。無駄な転職を繰り返さないために、まず以下の二つから選びましょう。
【中小】
(大手に比べると)いい加減で、システムが未整備。
社長のワンマンで、マネージャー不在の会社もあり。
真面目な人ほど様々なところでストレスを感じることが多い。
その代わり給料は多め。
【大手】
きっちりしているところが多い。
借り上げ社宅で家賃が浮いたり、昇給・退職金も就業規則に定められている。
マネージャーもちゃんといるので、教育、指導や動機付けなど
従業員が働き甲斐を感じるよう配慮がある。
ただし給料は少なめ。
自分にとって何が大事なのかを押さえておこう。
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2.「結局は自分の会社ではない」と割り切る
上記のどちらを選んでも、結局は自分の会社ではありません。様々なストレスを避けるため、こう割り切ることが必要だと思います。
勘違いしてほしくないのは、「仕事はいい加減でいい」というわけではありません。もちろん仕事はちゃんとするべきですが、働くのはあくまで生活のためであり、他人の会社のためではないという点を押さえておく。
なので、絶対に納得できないこと以外は目を瞑るのがお互いストレスがなくてラクです。
3.フリーランスに近い意識をもつ
調剤薬局のビジネスモデル自体が始まってまだ30年そこそこで、既に成熟期、今後衰退期に入るとも言われています。この状況で一生勤められる会社を探すなど不可能に近いでしょう。
ではどうすればいいでしょう?
いろんな意見があると思いますが、ひとつの解はフリーランス的な意識をもつことではないでしょうか。
薬剤師は、スキルがあれば基本的にどこでも仕事ができます。そういう意味では専門職と言え、正社員になって出世して、というよりは、労働時間を切り売りするような働き方が妥当と言えます。
(例えば看護師や医師なども、正社員ブランドに拘っている人はいません。)
温室育ちの正社員薬剤師よりも、百戦錬磨の派遣薬剤師の方が仕事ができるというのはよくある話です。仮に今正社員でも、フリーのつもりで自己練磨を続けていれば、勤めている会社が潰れても次はすぐに決まるでしょう。
つまり、特定の会社への依存心を減らし、かつ、自己練磨を怠らないようにする、ということ。
以上3点を押さえた上で、転職活動を始めることをオススメします。
なお、転職する際は一人でやろうとせずに、このような転職エージェントの利用を強くオススメします。業界動向に詳しいプロですし、何より労働条件や給与交渉など自分では言いにくいことも代わりにやってくれるので、本当にオススメです。
ちなみに私は1度目の転職で業者を通さずに失敗しました^^;
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