ポララミンシロップ0.04%は明らかに小児に用いる医薬品ですが、なぜか添付文書に小児用量の記載がありません。
「大人が2mg/回なんだから、だいたい体重換算でいいんじゃない?」という認識でしたが、実際のところ基準はあるのかどうか気になったので、DIに問い合わせてみました。
ポララミンシロップ0.04% 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/170050_4419002Q1095_1_04.pdf
2歳〜5歳 0.5mg/回 を4〜6時間あけて必要に応じて
5歳〜12歳 1.0mg/回 を4〜6時間あけて必要に応じて
とのこと。
12歳までの小児 0.15mg/kgを4回に分けて
という基準もあるようです。
言うまでもないですが、上記mgは力価です。
ポララミンシロップ0.04%であれば1mLあたり0.4mgなので、
0.5mg → 1.25mL
1.0mg → 2.5mL
0.15mg → 0.375mL
ですね。
IFには載っているらしく、「なぜ添付文書に載せないのか」と聞くと、「適宜増減の自由度をもたせたいため」という回答でした。
ちょっと意味不明ですね。上記の用量を記載し、末尾に今と同じく「年齢症状によって〜」の文句を残せば済む話では?
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