2014年1月27日月曜日

患者との間に必要な距離感 厚かましい患者に注意

中国人の面の皮―彼らに脈々と流れる「厚黒」の思想
若宮 清
祥伝社
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なにごとも距離感って大事ですよね。

普段からそう思って仕事に挑んでいるんですが、先日「やっぱりそうだなぁ」と再認識するに至ったのでまとめました。みやびです。

「地域密着」とか「患者さんに必要とされる薬局」とか言うと聞こえはいいですが、あんまり張り切ると厚かましい患者に持って行かれますよという話を。


1.○○をくれ


物品の供与を要求するパターン。例えば待合室に患者用として置いてある新聞や、点眼薬の外箱など。常連だからいいでしょ的な。

あげても別に懐は痛まないんですが、あんまり再三要求してくるようなら眉をひそめざるを得ません。一体どういう神経をしているのか。

とはいえ、こんなのまだ序の口です。


2.安くしてくれ


例えば一包化加算や自家製剤加算をはずしてくれ(でも一包化はしてほしいし、錠剤も割ってほしい)とか、夜間休日加算はずしてくれ(でも20時に来るよ)とか。

「調剤技術料って何?つめるだけでしょ!」と拒否されたらで書いたケースとは違い、こうした加算を外すのはレセコンのシステム上は可能ですが、やっていることは「該当サービスを受けておいて代金を払わない」です。

安くしてほしいなら手はあります。一包化せずヒートでちまちま飲むなり、錠剤を自分で割るなり、明日の朝また来ればいいだけです。

関連記事:処方箋を持って行く薬局によって値段が違う件


3.融通きかせて


例えば「処方せん置いて行くから後で自宅に届けて」とか「処方せん原本忘れた、病院からFAX届いてるでしょ?原本はまた後日持ってくるから薬ちょうだい」とかの類ですね。

前者は、10分も待てば直接受け取れるのに自分がその手間をかけたくないので、薬局に「自宅まで届ける」という労力をかけさせています。

後者は、処方せん原本を忘れたのは自分の手落ちなのに、薬局に「原本が手に入らないかもしれない」リスクを負わせています。

超ヒマな店舗で少しでも売上がほしいならまだしも、私ならこの手合いは相手にしません。どうぞ他所の薬局へ。


4.違法な要求


例えば、有効期限切れ処方せんでの調剤を要求してきたり。酷いのは「医師には言わず処方変更してくれ」というもの。もうマトモに相手するのもバカらしいですね。

面白いのが、彼らの要求を突っぱねると「もうええわ!」と処方せんを持って帰って行くわけですが、黙って見送っていると入り口付近で踵を返して「さっきのナシで、普通に受け付けて」と態度を軟化させる人が多いこと。


書いてから気付きましたが、ひょっとしたら勤務している薬局が大阪市内だからかもしれません。他の地域だとこんなのごくごく少数なのかな(^^;


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