2013年11月13日水曜日

薬局薬剤師に給与格差ができる理由とそれを利用した昇給方法

薬局薬剤師の年収ってどれくらいでしょう?年収ラボによると529万円とのことですが、これより大幅に低い人もいますし、大幅に高い人もいます。

この差は一体何でしょう?
理由を考えてみました。

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1.仕事力


とりあえず王道から。何も知らない新卒薬剤師と、5年目の管理薬剤師に給与格差があるのは当然ですね。また、同じ5年目でも「管理薬剤師なんてなりたくないし、できない」という人と、「管理薬剤師?やりましょか?」という人とでも同様。

管理薬剤師としての仕事は、もちろん薬学的な内容もありますが、店長としての数値管理や店舗オペレーション、卸・製薬会社との交渉、Drとうまくやっていく能力などなど。

ただ、これだけでは社長がよほど太っ腹でない限りはダイレクトに高給にはつながりません。そこで次。


2.交渉力


お勉強が得意な薬学部出身者の苦手分野ですね。私もそうですが(^^;

つくづく思うのは、「世の中ゴネ得だなぁ」ということ。つまり、仕事力は大した事なくても、「もっと給料欲しい欲しい」と思っていて、自分の成果をアピールし、うまく交渉できる人が最も高給を得る事ができます。

世の中不公平だとは思いますが、「やることやってれば見てくれてる人はいる、いつか認めてもらえる」というのは傲慢です。内心不満に思いながらも黙って働く貴方を見て、きっと社長ないし上司は「安い給料で黙って働くイイ奴だ、そのままいってくれ」としか思っていません。

必要なのは社長なり上司なりにうまく交渉する能力、及び「給料を上げたい!」という強い思いです。聖書にも「求めよ、さらば与えられん」とあります。求めなければ与えられないのです。

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3.地域


都市部は薄給、田舎は高給。これは一般的な職種と真逆ですが、原因は需給によります。つまり、都市部での薬剤師確保は容易ですが、田舎では困難だからです。薬学部乱立だの薬剤師人余りだの言われていますが、まだまだ田舎は薬剤師不足。

これを利用して、高給が欲しいなら田舎に行けばいいわけです。つまり、大手に勤めていて田舎に配属されるのは最も損しているということですね。地域手当でもない限り給与は一律でしょうし。

注意点は、人材不足ゆえ同僚に恵まれないこと。いろんな意味で。




ということで、転職もひとつの手です。新卒から大手に入社すると勤続年数に従って徐々に昇給しますが、その額はたいてい雀の涙です。こうしたケースでは、転職すると大幅に昇給が可能です。転職先が太っ腹なのではなく、今の会社が払うべき給与を払っていないだけ。

転職の際は自分で何でもやろうとするのではなく、専門家(エージェント)を通すこと。いろいろ言いにくいことも代わりに言ってくれます。もちろん無料ですし、以下のように逆にお金がもらえる会社もあるので興味があれば利用してみてください。





以上です。

よくある間違いは、「薬剤師として専門性を高めれば給料は上がる」です。その専門性に誰がお金を払ってくれるでしょう?

もちろん現場で必要とされるシーンは増えるかもしれませんが、昇給の理由にはなりません。昇給したければ、広義でも狭義でも、交渉力を持つこと。これに尽きます。(都市部から田舎に行くのは交渉力を間接的に高める作戦ですし、交渉テクニックを身につけるのは直接的なそれです。)


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ランチェスター戦略によると、「売りが7割、質が3割」と言われています。(売り^2×質)です。計算するとわかりますが、売りに7、質に3の配分が最も値が高くなります。中身のないハッタリ野郎はダメですが、質ばかり追い求めるアピール下手も損します。


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