ようやくサービスが開始されたWiMAX2。既にWiMAXユーザーの人も、以前からWiMAX気になってたという人も、興味あることと思います。
TD-LTEだのMIMOだのの技術的な話は一切すっ飛ばして、既存のWiMAXと比べての優位点を1つ、劣位点を3つ、まとめてみました。
UQ公式 「WiMAX 2+」の提供開始について
http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201309302.html
速度が早くなる
公式にある通り通信速度は下り最速110Mbpsとのこと。もちろんベストエフォートなのでこんな速度実際には出ませんが、現行のWiMAXが下り最速40Mbpsを謳っていて数Mbps〜十数Mbps出しているところから推測するに、おそらく数十Mbpsくらいは出るのではないかと思っています。こちらによるとやはりそれくらいのようです。
料金は高くなる
料金体系は冒頭に貼ってある表の通りですが、WiMAX2が利用できるハイスピードモードが現行と同じ3,880円で、2年後に4,405円に値上げ。WiMAX2を使わない現行のWiMAXだけの利用でも2年後に値上げが控えています。
auの4GLTEも使えるハイスピードプラスエリアモードだと、4,935円。2年後に5,990円に値上げ。これくらいになってくると、もうケータイキャリアのパケット定額?LTEフラット?でいいじゃんってなりますね。
関連記事:iPhone5がLTE対応でもWiMAXが手放せないたったひとつの理由
通信量制限がある
現行のWiMAXのみの利用だと今まで通り通信量制限はないのですが、WiMAX2も使えるハイスピードモードだと2年後以降は7GB制限。auの4GLTEも使えるハイスピードプラスエリアモードだと最初から7GB制限です。
エリアが狭い
当面は基地局が相当少ないようです。以下記事参照。
engadget UQ野坂社長に WiMAX 2+ を聞く
http://japanese.engadget.com/2013/10/31/uq-wimax-2-7gb/
もちろん現行WiMAXの電波も使えるので普段はそれを使い、WiMAX2の電波が拾えるところではWiMAX2で、という感じになります。つまり、しばらくはハイスピードの恩恵は享受できない可能性が高いですね。
結論としては
しばらくは様子見でいいんじゃね?
WiMAXの本当のメリットは速度ではなく、以下の3つ。
・ そこそこの速度で
・ 通信を一つにまとめれて
・ しかも安い
この条件を満たすなら別にLTEでもいいわけですが、スマホLTEによるテザリングだと通信量制限がある上に高価格(しかもバッテリーが持たない)という現状ではWiMAXに軍配が上がるという判断で、私はWiMAXを使っています。(対するデメリットはWiMAXのデメリットを参照。)
2014.1.9追記
なんか料金体系変えたみたいですね。1年目が1,580円→2年目が2,980円の2年縛りという改悪。それでもケータイキャリアの通信費を払うよりは全然マシなんですけど、2年縛りか…
関連記事:WiMAXの月額費用が3,880円→1,980円!?!?