「従業員をヒマにさせるな、給料が発生しているんだから業務時間中は常に働かせておけ」という考え方は工場労働者を管理する時代の古い考え方です。いや、それよりもっと古いです。
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とある工場長が主人公のお話。「生産性を上げるために従業員を常に忙しく働かせておこう」という試みが何故か上手くいかない。
詳しくは是非読んでください。これを読めば、工場労働者ですら「常に忙しくしている」のは間違いだとわかります。いわんや我々のようなホワイトカラーをや。
上司が「常に忙しく働いている社員がいい社員だ」というメッセージを発した場合、社員はどういう行動に出るでしょうか?
上司の監視があるときだけ忙しいフリをする。あるいは仕事を置いておき上司が近くにきてから始める。本当は早くできる仕事をゆっくりやる。どんどん生産性が落ちていき、末期になると残業アピールが始まります。
30分でできる仕事を5分で終わらせてあとの25分は遊んでいる人
30分でできる仕事を40分かけてようやく終わらせた人
明らかに前者の方が優秀ですし評価すべきですが、何故か後者の方が「頑張っている」とか言われたりします。あげく前者に「勤務態度が悪い」とか言う人までいたり。なんでやねん。
私は「アウトプットさえ落とさなければインプットの量は問わない」というスタンスです。ゆえにさっさと仕事を終わらせて浮いた時間はゆっくりしたい優秀な人を評価しますし、アウトプットが貧弱なのに「私頑張っているんです」タイプは評価しません。
自分自身もこのように行動していますし、今後一生変わらないでしょう。
大事なのはアウトプット(成果)であり、インプット(労力)ではありません。
脱社畜ブログ
会社組織における業務効率化の限界について
http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/02/15/211141
業務効率化は”優秀な2割”のなせる業であり、”それ以外の8割”の論理でもって運営されている日本型会社組織における業務効率化なんて、所詮限界があるよね。
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