2015年8月10日月曜日

海に行くにあたって知っておくべき紫外線の種類と対策


夏真っ盛りですね!みなさん海楽しんでますか?海なんかより冷房のきいた部屋で本を読むのが好きな雅です、こんばんは。

海といえば日焼け、紫外線なわけですが、紫外線には複数種類あってそれぞれの影響と対策が違うことは意外と知られていません。ざっくりと知っておきましょう。


出典:環境庁

光は波長の短い順に紫外線、可視光線、赤外線であり、紫外線はさらにUVC、UVB、UVAと分かれます。

最も有害なUVCはオゾン層のおかげで地上にはほとんど届きません。つまり紫外線には2種類あり、UVA(A波)とUVB(B波)がある、という理解でざっくりOKです。


1.UVAは老化、UVBは日焼け(サンバーン)


UVAは波長が長いため肌の深部に到達し、肌のしわやたるみ、つまり肌の老化の原因となります。地上に到達する紫外線の95%はこれ。

UVBは肌の表面で吸収される結果、しみや日焼け(サンバーン)の原因となります。地上に到達する紫外線の5%はこれ。

なお、サンバーンは肌が赤くなるやけど状態をいい、何のメリットもありません。サンタンとは肌が黒くなるいわゆる「日焼け」であり、ウェーイ系の人がほしがる方ですね。前者はUVBが、後者はUVAが主な原因。



2.UVAは雲やガラスで遮蔽不可


日が陰っているときは日傘しなくてOKでしょうか?あるいは、曇の日は日焼け止め不要でしょうか?

否。肌の老化の原因となる憎きUVAは雲も通り抜けていますし、ガラス窓など余裕で通過。曇っていようが室内にいようがきちんと日焼け止めを塗り、日傘(ないし回避)をしましょう。

夏に限らず年中降り注いでいる点にも注意。


3.UVAを防ぐにはPA+、UVBを防ぐにはSPFで判断


日焼け止めの性能について。

PAとはProtection grade of UVAの略で、UVAに対する効果をPA+〜PA++++で表し、+の数が多いほど優れています。

SPFとはSun Protection Factorの略で、UVBに対する効果を表し、数字が大きいほど優れています。上限はSPF50+。

SPFの方が有名かと思いますが、サンバーンを防ぐよりむしろ肌の老化防止に日焼け止めを使っている人の方が多いはず。つまり、見るべきはPAの方です。


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いわゆる”日焼けオイル”はSPFがそれなりで(サンバーンを防ぎ)PAが低いないしゼロ(サンタンを防がない)であり、同様の性能のものであれば日焼け止めでも効果は同じ。

つまり、「肌の老化はイヤだけど、今年の夏はこんがり焼きたい」という願望は叶いません。日焼けと肌の老化は必ずセットです。

なお、「老化は気にしない、焼きたい」という人でも日焼け止めか日焼けオイルの塗布をオススメします。きちんとサンバーン対策をしないと…


こうなります。首元は塗ったんですけどね、塗ってないところは見事にヤケドしてます。日焼け止めは偉大。


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結論。

冷房のきいた部屋で本でも読んで、若々しい肌を保ちましょう!


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