2014年11月26日水曜日
他薬局に分譲依頼するときの注意点
通常、医薬品は製薬会社→卸→薬局という流れで流通するんですが、薬局同士で薬を融通しあうこともあり、この薬局間での医薬品の売買のことを「分譲」と呼んでいます。
同じ会社の薬局同士のやり取りである「振替」とは違います。あくまで他社との取引ですので代金のやり取りや譲渡書譲受書の受け渡しがあり、取引価格は値引きなしの薬価100%です。手数料を上乗せするところもあるようです。
そんな「分譲」ですが、気軽な気持ちで臨むとちょっと面倒なことになるかもしれません。ベテラン薬剤師には当たり前のことなんですが、新米およびきちんとした教育を受けてこなかった薬剤師は参考にしてください。
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2014年11月14日金曜日
力価計算のやり方 正統派と裏ワザ(?)と種明かし
「薬剤師は数学と理科が得意な理系の中の理系」というイメージに反して、残念ながら力価計算が苦手な薬剤師は多いみたいです。これは、「薬剤師になるのは私立の薬学部出身が大半」ということと、「私立の薬学部には数学なしで受験できるところが多い」ことが原因です。つまり文系が相当数います。
とはいえ、別段難しい計算をしているわけではなく、中学までの数学の知識があれば余裕で解けるはずです。
自信のない薬剤師、やる気のある事務は参考にしてください。
関連記事:薬局が窓口負担金を踏み倒されたとき薬代はペイできているか?
2014年11月7日金曜日
参照価格制度を実行するにあたって超えるべき課題
後発医薬品普及策の本丸がついにきてますね。応援してます。 / 【財政審】参照価格制度が論点に‐消費税引き上げの対応も http://t.co/XVENizFwWQ
— 雅 (@miyabi0929) 2014, 10月 15
以前からひっそりと議論の俎上には載せられていましたが、ここ最近業界人以外にも知られつつあるこのニュース。2年前の記事ですが、生活保護受給者には後発医薬品を使え?でも書いた通り、後発医薬品普及策のリーサルウェポンとでも言うべき政策。
これが本当に実行されると、医薬品市場のシェアががらりと変わるでしょう。今でこそ「ジェネリックいやだ」と言う人も、「差額は自費で」と言われれば、「同じなら安い方がいいよね」と変わり身するはず。
この医療費削減効果は、いつぞやの”残薬確認”の比ではありません。しかし、いざ実行に移すとなると現実の壁が立ちふさがります。どんな障害があるのか?考察してみました。
関連記事:的外れな残薬確認の意義と、真の解決策
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