2013年6月28日金曜日

必要な錠数が整数にならない粉砕調剤のやり方

磁製乳鉢(乳棒付)
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アズワン
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例えばこんな処方。

Rp1) レニベース錠2.5mg 0.8錠
分2朝夕食後 28日分

0.8錠ということなのでもちろん粉砕するわけですが、問題は必要な錠数が

0.8錠×28日分=22.4錠

小数なんていう半端な数で調剤は不可能です。
さてどうすればいいでしょう?

2013年6月26日水曜日

しゃっくりに芍薬甘草湯を頓服で

ツムラ芍薬甘草湯

こむら返りによく用いられるツムラの芍薬甘草湯ですが、どうやらしゃっくりにも有効のようです。

ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/460026_5200067D1049_1_12.pdf

2013年6月21日金曜日

アレグラの後発医薬品の後発組が発売、薬価は先発の6割

フェキソフェナジン

アレグラ錠の後発医薬品、満を持して(?)発売で書いた通り、フェキソフェナジン塩酸塩錠(先発医薬品名:アレグラ錠)の後発医薬品の後発組が本日発売されました。ラインナップは以下の通り。

フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「SANIK」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「東和」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「テバ」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「ケミファ」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「TCK」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「アメル」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「ファイザー」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「モチダ」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「杏林」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「明治」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「日新」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「ダイト」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「三和」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「YD」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「TOA」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「NP」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「ZE」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「KOG」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「FFP」
フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg/60mg「DK」

「収載品目数が10品目を超えた内用薬の薬価は先発品の6割」ルールが適応され、薬価はアレグラ錠の6割のようです。(アレグラ錠60mgが75.6円に対し、後発品は各社とも45.4円。)

なお、先発組であった「EE」と「KN」の薬価は52.9円に据え置き。訴訟リスクと引き換えに4ヶ月早く発売できたのは有利でしたが、ここからは一転して不利に。

2013年6月14日金曜日

LINEでふるふるできないときの対処法

LINE ふるふる

自分が許可した友達に限定してLINEを使う方法で紹介した、個別に友達を登録していく方法のひとつ”ふるふる”。これができないと困っている人をたまに見かけるので、やり方を書いておきます。

なお、使用機種はiPhoneです。

2013年6月12日水曜日

機能性ディスペプシア(FD)治療薬、アコファイド錠発売

アコファイド

機能性ディスペプシアという聞き慣れない病態の治療薬が今月薬価収載されました。胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気、らしいです。

アコファイド錠100mg 添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/380077_2399015F1020_1_01.pdf

2013年6月10日月曜日

「生活保護受給者には後発医薬品を使え」がマジで始まる?

以前生活保護受給者には後発医薬品を使え?で書いた通り、生活保護受給者は後発医薬品の使用を原則とするという方向で国は動いていますが、いよいよ具体的な日程が出てきたようです。どうやら今年の10月から?

厚生労働省 生活保護法の一部を改正する法律案について
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/183-42.pdf

具体的にどう促進していくのかというと

生活保護の医療扶助における後発医薬品に関する取扱いについて
http://www.nichiiko.co.jp/stu-ge/admin/pdf/20130516seikatsuhogo_GE.pdf

簡単にまとめると

生活保護受給者が
後発医薬品への変更を不可としていない処方箋を持参した場合
原則として後発医薬品を調剤すること
もし先発医薬品を希望された場合は理由を福祉事務所に報告すること

こんな感じですね。
関係者としては薬局ー受給者ー福祉事務所のトライアングルです。

大まかな方向性としては賛成ですが、個人的に「もっとこうすればいいのに」と思ったことを3点書きます。

2013年6月5日水曜日

後発医薬品の適用は先発医薬品と合わせろ

後発医薬品は医学的には先発医薬品と同等ですが、実は法律的には同等ではありません。というのも、適用に差異があることが多々あります。

このせいで両者をまったく同等には扱えず、後発医薬品の運用が不便になり、ひいては後発医薬品の普及の妨げになっています。

どういうことか簡単に説明します。

2013年6月3日月曜日

プログラフカプセルの後発医薬品、ファイザーより発売

プログラフカプセル

免疫抑制剤であるプログラフカプセルの後発医薬品(ジェネリック医薬品)が、今月発売されるようです。特許切れの際にお決まりの発売メーカーゾロゾロが今回はなく、なんとファイザー一社のみ。

ファイザー公式HP タクロリムスカプセル
http://pfizerpro.jp/lp/establish-g/products/dc10/tacrolimus_cp/index.html

なぜファイザーだけなのか非常に気になるところではありますが、それはさておき、押さえておくべきポイントを3つにまとめました。