2015年2月18日水曜日
てんかんの一種Dravet症候群に用いるディアコミットについて
2012年11月にMeijiSeikaファルマより販売開始された、ディアコミットドライシロップ。一般名はスチリペントール。
添付文書の効能効果欄に記載の通り、クロバザム(商品名マイスタン)及びバルプロ酸ナトリウム(商品名デパケン)で十分な効果が認められないDravet症候群患者に用いられます。単剤ではなくクロバザム及びバルプロ酸ナトリウムとの併用。
ちょっと珍しいので備忘録がてら書いておきます。
ディアコミットドライシロップ分包250mg/分包500mg/カプセル250mg 添付文書pdf
2015年2月13日金曜日
薬価差益が消費税増税で逆ざやになる犯人は卸(と製薬会社?)
医薬品の流通過程での消費税のかけ方がオカシイ件でもお伝えした内容ですが、あれから一年が経ちましたし、改めて書きます。広く業界に広まってほしいので、心あるかたは拡散をお願いします。
薬局ないし院内処方の診療所において、医療用医薬品を仕入れる過程で消費税のかけ方がオカシイせいで、消費税が今後どんどん上がっていくと赤字、つまり逆ざやになってしまう、という内容です。
2015年2月6日金曜日
51公費は54公費に 知っておくべき3つのポイント
特定疾患、通称51公費。これが今年の1月より新設された難病医療、通称54公費に移行します。
これについて知っておくべきポイントを3つにまとめました。
2015年2月4日水曜日
仕事のできない(遅い)人が活きる道、死ぬ道
出展:wikipedia
語弊があるのを承知であえて言うと、仕事のできる人≒仕事の早い人、仕事のできない人≒仕事の遅い人だと思っています。
もちろん「早ければ何でもいい」とは言いませんが、「巧遅は拙速に如かず」とも言いますし、早いに越したことはないのも事実ですし、遅い人の大半はクオリティも低いです。
そして、そんな仕事ができない(遅い)人の身の振り方(ないし扱い方)について、思うところを書きます。
語弊があるのを承知であえて言うと、仕事のできる人≒仕事の早い人、仕事のできない人≒仕事の遅い人だと思っています。
もちろん「早ければ何でもいい」とは言いませんが、「巧遅は拙速に如かず」とも言いますし、早いに越したことはないのも事実ですし、遅い人の大半はクオリティも低いです。
そして、そんな仕事ができない(遅い)人の身の振り方(ないし扱い方)について、思うところを書きます。
2015年2月2日月曜日
低血糖時用のブドウ糖が製薬会社からもらいにくくなってる件
α−グルコシダーゼ阻害薬、略してα−GI。製品としては武田薬品のベイスン(一般名ボグリボース)とバイエルのグルコバイ(一般名アカルボース)。
ベイスン錠0.2/ベイスン錠0.3 添付文書pdf
グルコバイ錠50mg/ グルコバイ錠100mg 添付文書pdf
デンプンは糖の基本単位がいくつも連なった構造をしていて、これを唾液中のアミラーゼでバラバラにして糖にするわけですが、この次、糖の基本単位が2コくっついた”二糖”から糖の基本単位である”単糖”に分解するときに活躍するのがα−グルコシダーゼです。
ベイスンやグルコバイはこのα−グルコシダーゼを阻害することによって二糖→単糖の分解を遅らせ、その結果血糖値の急激な上昇を抑えるわけです。
α−GI服用患者が低血糖を起こしたとき、砂糖ではなくブドウ糖を
しかし、いざ低血糖が起こったぞ!というときは少し困ったことになります。なぜならα−グルコシダーゼ阻害薬のせいでα−グルコシダーゼが働きにくく、砂糖などの二糖ではすぐに血糖値が上がらないからです。
ゆえにα−グルコシダーゼ阻害薬服用患者にとって、ブドウ糖のような単糖を携帯することは必須なのです。
武田薬品がブドウ糖配布に消極的になる理由
さて、本題。
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