2015年6月24日水曜日
トラマールカプセルが販売中止、トラマールOD錠に切り替えへ
がん性疼痛・慢性疼痛の鎮痛に用いられるトラマールカプセルが販売中止になるようです。正確には現段階では「供給停止」らしいですが。先日MRから以下の案内がありました。
関連記事:プロパデルム軟膏/クリームが2015年8月をもって製造中止
2015年6月15日月曜日
新しい作用機序の睡眠薬、ベルソムラについてまとめ
MSD社から昨年2014年の11月に発売されたまったく新しい作用機序の睡眠薬、ベルソムラ(一般名:スボレキサント)。名前の由来は仏語のbelle(美しい)+som(眠り)から。つまり「美しい眠り」ですね。
「習慣性医薬品ではあるが向精神薬に区分されていない、規制しなくて大丈夫か?」との意見もあるようで、デパス(一般名:エチゾラム)やアモバン(一般名:ゾピクロン)と同じ立ち位置。
ベルソムラ錠15mg/20mg 添付文書pdf
ざっくり知っておくべきことをまとめました。
2015年6月12日金曜日
低所得で国民年金が払えなくて督促に怯えている人につける薬
厚生年金加入の人(正社員や週30時間以上パート)は給与天引きで逃げられないので関係ない話ですが、国民年金に加入している人は役所から送られてくる支払い用紙でもって保険料を納めるため、滞納することが可能です。「どうせ払っても将来年金もらえないんだろ」とばかりに滞納している若い人はかなりの数に上るものと思われます。
このことの是非はさておき、中には「お金がなくて年金が払えない…」という人もいるようで。無い袖は振れないので次々に送られてくる支払い用紙をガン無視していると、途中から督促状に変わります。
しかも、青い封筒→黄色い封筒→赤い封筒と色が変わっていく恐怖!書いてる内容も「差し押さえ」「あなたの家族も」「勤務先から」などなど不穏なワードが並びます。
「だってしょうがないだろ!お金ないんだから!」って人、手はあります。裏ワザでも何でもない、正式な方法でね。
2015年6月10日水曜日
製薬会社の研究開発費は他業種と比べてどうか?
製薬企業が儲からなくなると新薬ガーは本当か?の続き。製薬会社にお勤めのつらおさんからツッコミをいただきました。ありがとうございます。
@miyabi0929 製薬企業側の言い訳としては、研究開発費ランキングの上位はメルク等製薬会社が多い。対売上高比でR&Dをみると二桁%と他製造業の倍以上。って感じです。
— 吊られた男 (Forza Milan) (@tsurao) 2015, 5月 27
だそうです。
The top innovators and spendersを見ると、2014年実績R&Dで5位にロシュ、6位にノバルティス、8位にJ&J、10位にメルク、13位にファイザー、16位にサノフィアベンティス、19位にGSKと、製薬会社がてんこ盛り。(J&Jは広いですが)
確かに研究開発費支出において製薬業界の存在感は相当なものですね。
しかしこれは単純に支払った額の多寡であり、市場規模が大きければそれだけ絶対額も大きくなります。例えば1兆円の利益をあげている企業が研究開発費に10億円投じるのと、100億円の利益をあげている企業が10億円投じるのと、額は同じでも意味合いがまったく異なります。
製薬企業が儲からなくなると新薬ガーは本当か?の論旨としては、「利益が減ると研究開発費が捻出できない」と言うからには高い比率で研究開発費を投じているのか?ということでした。今回は他業種とも比べてみましょう。
決算期間は直近のものです。
2015年6月8日月曜日
プロパデルム軟膏/クリームが2015年8月をもって製造中止
プロパデルム軟膏/クリーム(一般名:ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)が、2015年8月末日をもって販売中止だそうです。
プロパデルム軟膏/クリーム0.025% 添付文書pdf
有名な品目なので皮フ科門前でなくともご存知の方も多いと思います。一体何が…?
2015年6月5日金曜日
ピルクルに新商品、濃いピルクル1.3倍が発売
医薬品ではなくトクホ(特定保健用食品)ではありますが、十年来のピルクルファンとして見逃せません。なんだこの商品は!1.3倍だと!?
ピルクルファンには常識ですが、ピルクルに含まれている菌種はカゼイ菌であり、かの有名なヤクルトや医療用医薬品であるビオラクチス散と同じです。65mLあたりの菌数も150億とほぼ同等。
まさかこれが1.3倍に…?
関連記事:ビオラクチス散はヤクルトを飲むのと同じか?
2015年6月3日水曜日
ビーソフテンが販売名称変更、一般名称に
ヒルドイド(一般名:ヘパリン類似物質)のジェネリック医薬品(以下、後発医薬品と記載)として有名なビーソフテン。後発医薬品ながら商品名を貫き皮フ科領域で存在感を示してきた製品ですが、このたび名称変更するようです。
ビーソフテン油性クリーム販売名変更 pdf
ビーソフテン外用スプレー販売名変更 pdf
ビーソフテン油性クリーム → ヘパリン類似物質油性クリーム「日医工」
のように変わります。
一体どういう経緯なのか?
そして、なぜこの2品目だけなんでしょ?
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