2016年10月27日木曜日
ニキビ治療薬のリーサル・ウェポン、エピデュオゲルが2016年内発売へ
ついに、というかようやく、ニキビ治療の大本命同士の配合剤が発売されます。その名もエピデュオゲル。表皮を意味するepidermisと、二種類の有効成分でデュオ、ということでしょう。
押さえておくべきポイントをまとめました。
関連記事:ニキビ治療薬の大本命ベピオゲル2.5%、2015年4月1日に発売
2016年10月24日月曜日
GSK、男性型脱毛症(AGA)のCMに剛力彩芽さん起用へ
GSK(グラクソ・スミスクライン社)がAGA(男性型脱毛症)の啓発CMに剛力彩芽さんを起用したようです。
GSKはAGA治療薬であるザガーロの製造販売元です。
ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg 添付文書pdf
関連記事:デュタステリドがAGA治療薬として改めて発売!商品名はザガーロ
2016年10月17日月曜日
130万円の壁改め、106万円の壁(ただし中小企業除く)
パート従業員の社保加入の有無を決める、いわゆる”130万円の壁”。これが、この10月より変わっています。タイトルの通りですが、”106万円の壁”になりました。
薬局で働いている薬剤師の中には主婦パートも多数いますし、知らないわけにはいきません。ざっくり把握しておきましょう。
関連記事:パート薬剤師に有給休暇は与えられるか?
2016年10月13日木曜日
ベイスン服用患者用のブドウ糖がオンライン発注可能に
ベイスンを服用している患者に渡す用のブドウ糖。今まではMR経由で発注していましたが、これがオンライン発注可能になりました。
武田テバ DI-net
こちら↑のページからです。各施設ごとにIDとパスワードが配布されているので、それを入力してください。
関連記事:低血糖時用のブドウ糖が製薬会社からもらいにくくなってる件
2016年10月10日月曜日
オルメテック錠、2017年3月末販売中止
高血圧症治療薬である、オルメテック錠が販売中止だそうです。現時点でWeb上に公式情報が見当たらないため、紙でもらったものを貼っておきます↓
関連記事:トラマールカプセルが販売中止、トラマールOD錠に切り替えへ
2016年6月27日月曜日
ジルテックDSの0.2g包がないのは後発医薬品への変更で対応可
小児用のアレルギー疾患治療薬、ジルテックドライシロップ1.25%。(たまに◯◯疾患治療剤とかいてあるものを見かけますが、治療薬ですよね。どうでもいいか。)
ジルテックドライシロップ1.25% 添付文書pdfの用法欄より以下抜粋。
〔小児〕
通常、2歳以上7歳未満の小児には1回0.2g(セチリジン塩酸塩として2.5mg)を1日2回、朝食後及び就寝前に用時溶解して経口投与する。
通常、7歳以上15歳未満の小児には1回0.4g(セチリジン塩酸塩として5mg)を1日2回、朝食後及び就寝前に用時溶解して経口投与する。
要するに、1回あたりの服用量は0.2gか0.4gのどちらかです。そうなると製品としては0.2g包と0.4g包があれば済むわけですが、現実は上の写真の通り、なぜかバラ100g瓶と0.4g包のみの販売。(0.8g包は成人用)
だいぶ前に書いた以下記事のときと状況は変わっておりません。絶対わざとでしょうが、これを解決する手段があります。
関連記事:製薬会社の不当な儲け方
2016年6月23日木曜日
乾癬治療薬の配合剤マーデュオックス軟膏が発売 押さえておくべきポイント
尋常性乾癬の治療薬である、マーデュオックス軟膏がマルホ株式会社より新たに発売されました。発売日は2016年6月21日。公式は以下。
尋常性乾癬治療剤マーデュオックス軟膏新発売のご案内(PDF)
押さえておくべきポイントをざっくりと。
関連記事:乾癬治療薬の配合剤ドボベット軟膏 押さえておくべきポイント
2016年5月19日木曜日
EMレセプティの薬歴管理料の自動入力機能がいけてない件
不定期シリーズ(?)、EMがいけてない件。今回は薬剤服用歴管理指導料の自動入力機能について。
EMレセプティの薬剤服用歴管理指導料のコードは以下の通り。
お薬手帳なし:/325 50点
お薬手帳あり(1回目):/326 50点
お薬手帳あり(2回目以降):/323 38点
これを手動で打ち込んでもいいわけですが、もちろん自動機能が用意されています。しかし…
関連記事:4月から薬局にお薬手帳を持参すると安くなります(ただし条件あり)
2016年5月12日木曜日
スイッチOTC薬控除が新設、既存の医療費控除と併せて知っておこう
スイッチOTC薬控除(特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例)の導入が決定されました。現行の医療費控除との選択適用らしく、どちらでも有利な方を選んで良いようで。
内閣府 税制調査会(第29回総会)議事録 P4参照
主にドラッグストアの薬剤師等が知っておくべき内容かと思いますが、医療費控除との絡みもあるので薬局の薬剤師等も知っておきましょう。
関連記事:OTC医薬品は医療用医薬品と比べて効かないのか?
2016年4月21日木曜日
後でまとめて片付けるか、片付けながらやるか
仕事でもプライベートでも、「後でまとめて片付けるor片付けながらやる」は人それぞれ。貴方はどちらですか?
例えば薬局薬剤師の仕事だと、100錠包装の外箱を開封して必要数量取る際に、内袋や帯などのゴミをそのへんにばら撒いておくのか、すべて片付けてからにするのか問題。
例えば自宅で荷物を受け取った際、開封するべく使ったハサミをそのへんに放っておくのかすぐ片付けるのか、あるいはダンボールを後で片付けるのかすぐ片付けるのか問題。
両者は単なる流派の違いでしょうか?好みの問題ではなく、どちらかが有利だったりしないでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。
関連記事:仕事のできない人でもいないよりマシ?
2016年4月7日木曜日
4月から薬局にお薬手帳を持参すると安くなります(ただし条件あり)
2016年(平成28年)の4月1日より、改定された診療報酬ないし調剤報酬がスタートしています。
今までは以下記事の通り、お薬手帳を断るないし持参しないと安くなりましたが、この4月からは表題の通り逆になります。条件などを解説します。
関連記事:4月以降、薬局でお薬手帳を断ると窓口負担金が安くなります
2016年3月24日木曜日
トラクリアの新剤形、小児用分散錠32mgが発売
PAH(肺動脈性肺高血圧症)に用いられるエンドセリン受容体拮抗薬、トラクリア。普通錠の62.5mgのみでしたが、今年の初頭に小児用分散錠32mgが発売されています。
ポイントをまとめます。
トラクリア錠62.5mg 添付文書pdf
トラクリア小児用分散錠32mg 添付文書pdf
2016年3月17日木曜日
夜間休日等加算の40点ではなく、時間外加算ってご存知ですか?
薬局の調剤報酬点数上認められている、夜間・休日等加算はご存知ですよね?夜19時以降、土曜は13時以降、日曜は終日、処方せん一枚に対し40点算定することができるアレです。
では、時間外加算は?こちらは知らない人がほとんどかと思います。
かくいう私も制度ができるとき「100分の140」とかなんとか見たような気がしますが「19時過ぎたら40点」で通っているので詳しく知ろうとしませんでしたし、必要にも迫られず今まできました。
"「かかりつけ薬剤師指導料」新設へ" https://t.co/U9M97Vnfid 「24時間相談に応じる体制を取り、開局時間外の連絡先を伝えるとともに、勤務表を作成して患者に渡すこと」また凄いのぶっこんできたな。控えめに表現しとくと、これ考えた人は頭おかしいと思う。— 雅 (@miyabi0929) 2016, 1月 27
しかし、次回の調剤報酬改訂で「かかりつけ薬剤師」なる
関連記事:かかりつけ薬剤師制度へのツッコミ
2016年3月14日月曜日
メデット錠が販売中止、代替は別商品として既に発売済
グリコラン錠250mg(一般名:メトホルミン)の後発医薬品であるメデット錠250mgがこのたび販売中止になるようです。経過措置期間満了は2017年3月31日。
メデット錠250mg 販売中止のご案内 pdf
2016年4月をもって出荷停止、在庫消尽をもって幕を閉じます。
なお、代替商品としてメトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」が既に発売済。「あれ?名称変更じゃなくて?」ってなりますよね。今日はこのへんの経緯をば。
関連記事:プロパデルム軟膏/クリームが2015年8月をもって製造中止
2016年3月10日木曜日
かかりつけ薬剤師制度へのツッコミ
全国で賛否両論議論百出喧々諤々の議論が巻き起こっている”かかりつけ薬剤師”制度。「薬剤師の奴隷制度」「キャバクラの指名制度」「ストーカー推奨制度」などなど、いろいろ表現されていますが要点は以下の通り。
1.一人の患者につき一人の薬剤師が契約、同意を書面で取る。
2.次回以降の加算算定が可能。ただし当該薬剤師が投薬した場合に限る。
3.受診しているすべての医療機関、服用薬(含OTC)の情報管理。
4.当該患者から24時間相談に応じる体制を取る。
5.開局時間外の連絡先と勤務表を渡す。
公式は以下。かかりつけ薬剤師についてはP89をご覧ください。
厚生労働省 個別改定項目について(PDF)
また、かかりつけ薬剤師になる条件としては以下の3点。
薬剤師経験3年、週32時間以上勤務、当該薬局に半年以上勤務していて
薬剤師認定制度認定機構の認定薬剤師であり
医療にかかる地域活動の取り組みに参画していること
2016年3月7日月曜日
私が仕事上のミスを名指しで怒らない理由
恒例(?)の、たまに聞かれるシリーズ。
仕事上で何かミスがあったとき、「なぜ名指しで指摘しないの?」あるいは「なぜ当事者じゃない人にもアナウンスするの?」です。おそらく聞いた本人としては後者の気持ちが強かったかと思われます。「私関係ないのに?」ですかね。
その理由を3つにまとめました。管理薬剤師をされている方の参考になれば幸いです。
関連記事:薬局におけるミスを激減させるゲーム
2016年2月25日木曜日
爪白癬に使えるルリコナゾールが間もなく発売、ルコナック爪外用液5%
商品名ルリコンで既に液、軟膏、クリームと発売されているルリコナゾール。これの爪外用液が間もなく発売されます。クレナフィン爪外用液と同等の製品ですね。
おそらく4月の薬価改定後に薬価収載、直後発売という形になるかと思います。
ポイントをざっくりと。
関連記事:クレナフィン爪外用液10%、2014年の9月2日に発売
2016年2月22日月曜日
散剤の監査で一日分だけ重量計るのやめません?
散剤の重量監査で一日分の重量計る人、いますよね。あれ意味ないからやめません?というお話。
もちろん業務の手順は薬局によって違うし、そこの管理薬剤師の権限でもって業務手順書を策定していることと思いますが、意味のないことはしないに越したことはありません。
なぜ散剤の監査時に一日分の重量を計るのが無意味なのか?じゃあどうすればいいのか?まとめてみました。
関連記事:仕事のできない人でもいないよりマシ?
2016年2月18日木曜日
2016年(平成28年)4月診療報酬改定(案)5つのポイント
引き続き改定情報をば。今回は基準調剤加算や薬剤服用歴管理指導料などその他もろもろについて、5つのポイントにまとめました。
調剤基本料、および内服調剤料と一包化加算については以下参照。
関連記事:
2016年4月改定で調剤基本料が6パターンに細分化!まとめました
2016年4月改訂で内服調剤料が減点、一包化加算が天井引き下げ
2016年2月15日月曜日
2016年4月改定で調剤基本料が6パターンに細分化!まとめました
前回の2016年4月改訂で内服調剤料が減点、一包化加算が天井引き下げに引き続き、改定情報。今回は調剤基本料について。
まず現行の確認。
通常 :41点
未妥結 :31点
特例 :25点
特例・未妥結:19点
”特例”とは、「受付回数月4,000以上かつ集中率70%以上」または「受付回数月2,500以上かつ集中率90%以上」に該当するもの。
”未妥結”とは、卸との価格交渉が完了してるか否かです。民間企業同士の商談に行政が介入。さすが日本のお役人、野蛮だぜ!
前回”妥結率”が導入されたことで4段階に分かれてビックリだったのに、次回はなんと6段階に分かれるそうです。見ていきましょう。
関連記事:2014年(平成26年)4月診療報酬改定(案)7つのポイント
2016年2月12日金曜日
2016年4月改訂で内服調剤料が減点、一包化加算が天井引き下げ
既にご存知の方多数と思いますが、次回改定の点数情報が出ましたね。
"内服薬の調剤料と一包化加算が引き下げ" https://t.co/vjlml2rMt1 内用の調剤料微減。一包化加算の天井が低く。湿布薬は70枚まで。— 雅 (@miyabi0929) 2016, 2月 10
文字情報より図にした方が直感的にわかりやすいので、やってみました。以前も一包化加算が調剤料から独立したときにも似たようなことしましたね(以下記事参照)。もう6年前か、なつい。
関連記事:一包化加算 新旧比較
2016年2月4日木曜日
薬価改定直前に在庫を絞るべく分割発注するのは有効か?
さて、そろそろ迫ってきていますね、薬価改定。
過去に何度も書いていますが、「棚卸前に在庫を絞る」のは無意味ですが「薬価改定前に在庫を絞る」のは非常に有用です。以下参照。
関連記事
「棚卸前だから在庫を絞れ」は大ウソ
棚卸前に在庫を減らす必要はありません
要は3/31から4/1になる際に薬価が下がるせいで在庫の価値が下がる、それを少しでも軽減するために在庫を減らしておくわけですね。
さて、今回はその手法の中でも極北である「分割発注を用いて在庫を極限まで絞る」ことの有効性を検討してみたいと思います。要は、「あと10錠だけあればいいのに100錠ひと箱で発注したくない!」ってケース。
はたして効果はあるのか?参考にしてください。
2016年1月25日月曜日
新しいニキビ治療薬、ゼビアックスローション2%発売
ニキビ治療薬のゼビアックスローション2%が今月発売されました。正確な発売日は2016年1月7日。
成分名はオゼノキサシン。まったく新しい成分でキノロン系の抗生物質ですが、ベピオゲルがある今、あえて抗生物質を発売とは?
ゼビアックスローション2% 添付文書pdf
知っておくべきポイントをまとめました。
関連記事:ニキビ治療薬の大本命ベピオゲル2.5%、2015年4月1日に発売
2016年1月21日木曜日
リーバクト配合顆粒は後発医薬品に変更できるのか?
分岐鎖アミノ酸、いわゆるBCAA製剤であるリーバクト配合顆粒。1包が220.4円で意外と高くてビックリなこの薬ですが、後発医薬品(ジェネリック医薬品)への変更は可能なのでしょうか?
製品としては日医工のアミノバクト配合顆粒や、沢井製薬のリックル配合顆粒、日本製薬のブラニュート配合顆粒などがあります。薬価にして約半分!
当然ながら変更可能と思いきや、ちょっと気になる点があります。同じところでつまづいている人が多いようなので、まとめておきます。
関連記事:後発医薬品への変更調剤が可能かどうか確実に確認する方法
登録:
投稿 (Atom)