2010年6月24日木曜日

レセコン会社の怠慢

あまりいい評判を聞かないEMレセプティ。私が勤務している薬局では、残念ながらこれを使っています。いつも入力の不合理さや更新されない薬情、高い料金を不満に思っていましたが、先日ありえないことが起こりました。


某日発売の新薬を早速使いたいとDrから依頼され、発売日当日に納品するように発注しておきました。その日を迎え、いざ入力しようとするものの、なんと医薬品マスターにその品目がない!これでは入力できず、会計ができないし、レセプト請求もできないではありませんか。

仕方なく医薬品マスターを手入力し、薬価を入れてひとまず会計だけは済ませましたが、この状態ではレセプト請求でエラーが起きるので、アップデート待ち。


一体どういうことなのか詳しく聞きたかったので問い合わせてみると、終始言い訳の嵐。要約すると、「私たちはちゃんとやってます」とのこと。この品目のアップデートは、3日後に控えていたようです。

なぜ前日までにアップデートしないのか聞くと、「お客さまの負担を軽減するために、アップデート頻度を少なくしています。」ときた。

あまり怒るつもりはなかったんですが、これでは怒らざるを得ません。中小ではなく、1・2位を争う大手レセコン会社にしてこれ。そりゃ社内の優秀な人は独立して別のレセコン会社作ったりしますよね。



時代はクラウドコンピューティングだというのに
なぜ未だに分散管理なのか?
なぜ各店で医薬品マスターをいじらせているのか?
なぜソフトとハードの抱き合わせ販売なのか?
なぜそんなに高いのか?
なぜ社員はバカばかりなのか?(注:元社員談)


医療業界は規制産業なので、モノ作りにしてもシステムにしてもレベルが低すぎる。やっぱり何事も適正な競争は必要だと思います。