2014年12月1日月曜日

カロナールに500mg錠が(まもなく)発売


アセトアミノフェンの錠剤として最も普及しているであろう、カロナール。今までは200mg錠と300mg錠が昭和薬品化工から発売されていましたが、このたび500mg錠が発売されるようです。

カロナール錠200mg/300mg/500mg 添付文書pdf


添付文書の用法及び用量欄を確認すると、カロナールは成人1回300mg〜1000mgないし300mg〜500mgで、年齢症状により適宜増減するが1日上限は4000mgないし1500mg。

前者が一般的な鎮痛で、後者が上気道炎の解熱鎮痛。


「小児には体重1kgあたり1回10〜15mg」との記載もあることから、1回用量は(体重×10)mgというイメージを持っています。カロナール坐剤の用量設定もこんな感じをよく見る気がします。

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私のように50kg強の成人男性や、50kg弱の多くの(?)成人女性には用量調節が微妙でしたね。200mg錠を1個300mg錠を1個とか面倒ですし、実際には300mg錠を2個服用というパターンが多かったのではないでしょうか。

あるいは、最大用量である1000mg/回であれば200mg錠を5個服用するしかありませんでした。原末を1gという処方も見たことありますが、味がアレなのであんまりですよね。


そんなカロナール界に登場した500mg錠、いいですね。ちょっと錠剤がデカいようですが、200mg錠を5個飲むよりマシでしょう。



ちなみにこのカロナール、いわゆるジェネリック医薬品(後発医薬品)です。マグミット錠と同様、あまりにも普及していて先発医薬品のようなイメージがありますが、実はね。

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なお、薬価は以下の通り。

カロナール錠200mg:8.1円/錠
カロナール錠300mg:9円/錠
カロナール錠500mg:10.3円/錠 ←new!!
カロナール細粒20%:8.6円/g
カロナール細粒50%:10.2円/g
カロナールシロップ2%:4.6円/mL
カロナール原末:7.2円/g


【第2類医薬品】タイレノールA 20錠
武田薬品工業 (2012-11-01)
売り上げランキング: 916

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