一般名処方されている品目をレセコンに入力するとき、当然ながら一般名の最初の文字で検索をかけますよね。
例えば
【般】フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg 2T
分2朝夕食後 14日分
これだと”ふぇきそ”などで検索。レセコンによって検索方法は若干異なるとは思いますが。
では
【般】塩酸ロペラミドカプセル1mg 1C
下痢時 5回分
これはどうでしょ?
”ろぺら”で検索します?
まぁ、普通そうですよね。でも出ないんですよね、これが。
EMレセプティにて”ろへら”で検索をかけたところ。
あれ、”えんさ”で検索すると下の方に出ますね。
確かに処方せんには【般】塩酸ロペラミドとありますが…
こういうときは厚生労働省の一般名処方マスタを参照してください。
厚生労働省 処方せんに記載する一般名処方の標準的な記載
確認すると、確かに一般名は”塩酸ロペラミド”です。”ロペラミド塩酸塩”ではありません。なぜ?(^^;
リン酸コデインとコデインリン酸塩の違い?松本人志と人志松本の違いと同じですよ。主成分の方を先に持ってこないと、五十音順に並べたときにアレじゃん。
— 雅 (@miyabi0929) 2014, 1月 17
そう、主成分を先に持ってこないと塩酸塩やリン酸塩が大集合しちゃいますよね。そのために一般名処方普及前後で次々と反転していきました。
おかげで私の好きな”トシル酸スプラタスト”も”スプラタストトシル酸塩”という語呂が悪い残念な感じに。
なのになぜロペラミドだけ反転していないんでしょ?他にもいくつか塩酸なんたらがあるようですが、たぶん一番メジャーなのがコレかな。厚労省たのむ。
興和 (2010-06-08)
売り上げランキング: 908
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ところでロペラミドってOTCであるんですね…
そして、一般名処方で迷ったら厚労省の一般名処方マスタを参照すること。メインのパソコンのローカルにDLしておくのオススメです。アイトロールなんかも注意ですね。
関連記事:アイトロール錠の一般名は硝酸イソソルビドではなく、一硝酸イソソルビド