マルホより珍しい医薬品が発売されます。その名もコムクロシャンプー0.05%。発売日は2017年7月11日。成分はクロベタゾールプロピオン酸エステル、デルモベートと同じですね。まさにデルモベートシャンプー。薬価は28.2円/gなので、1本125gあたり3,525円。
公式は以下。
マルホ株式会社 コムクロシャンプー0.05%
https://www.maruho.co.jp/medical/products/comclo/
名称の由来は、ComfortableなClobetasolらしいです。使用法をざっくりと解説。
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1.入浴直前の乾いた頭皮に塗布
「シャンプーだから浴室に入ってから使うんだろう」というのは大きな間違い。塗布後15分も待つ必要があるため、浴室に入る前の使用がオススメ。浴室で15分なんて待ってられないし、暑くて汗をかくと薬液が顔や目に垂れてきてよくありません。
服をある程度脱いでおき(例えばパンイチになっておき)、頭皮の患部のみに塗布。タイマーで15分セットしておき、テレビを見るなり本を読むなりして待つ。絵面を想像するとちょっとアレですね。
なお、使用量の目安としては500円玉3枚分で、頭皮全体に塗れるくらいです。
2.15分後に入浴開始、まず泡立ててから洗い流す
15分経過したら残りの服をすべて脱ぎ、入浴開始。まずは頭にお湯を少しかけて泡立て、指の腹でやさしく洗います。当然ながら爪を立てたり擦ったりしないように。
コムクロシャンプーに含まれている添加物は、一般的なシャンプーに入っている成分と同様、つまり本当にシャンプーです。ここで泡立てるのは洗髪のためであり、治療自体は15分経過した時点で完了しております。
最後に洗い流して終了。
3.あとは通常の流れで
ここからは普通に入浴してください。
コムクロシャンプーを使用した部分を重ねて洗う必要はありませんが、患部が頭皮全体ではない場合は他の部分を洗う必要があるため、通常のシャンプーを使用します。
以上です。
塗布後患部に薬液がずっと残っている(しかも1日2回)デルモベートスカルプローションなどと違い、洗い流した後は1日ずっとすっきり地肌のまま(しかも1日1回)というのがメリットですね。
使用方法が慣れるまで面倒である点と、シャンプーの使用感が気にいるかどうか、が課題かと思います。
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ところでシャンプータイプの医薬品といえば、こちらが有名ですね。そろそろ季節的にも出番が増えそう。
しかし既存商品と同じ成分で違う剤形の場合、商品名を統一してほしいところ。当然ながら商標の絡みなんでしょうけど、ユーザビリティの観点からはデルモベートシャンプー、ルリコン爪外用液、アレロック点眼液と呼びたいところですよねー
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