日経DI、2012年8月号冒頭のコラム読みました。お題は「お薬手帳の行く末」
同僚から「これ書いたの雅さん?」と聞かれるくらい私の意見と一致した内容でした。
内容をかいつまんで紹介すると、
今の時代、紙のお薬手帳なんて…
↓
独自で電子化を始めている企業もあるけどちょっと問題あり
↓
やはりクラウド化が最適解
という流れ。
最後は「まぁ年寄りだらけの日本にはアナログ方式がお似合いかもね」と皮肉たっぷりに締めくくられていました。痛快ですね。
「日経DI記載のコラムと同じ内容を俺は前から提唱してたぜ」とドヤしたいわけではありません。むしろこの程度の内容は、ある程度情報・ITリテラシーがある若い薬剤師なら、みんなわかっていることだと思います。
じゃあ何故そういう流れにならないか?問題はここです。
答えは、えらい人(笑)が上記の内容をまったく理解していないから。
おそらくですが、クラウドが何のことかわからないし、スマホも使えない人たちと思われます。ガラケーも怪しい。(いや、さすがにそれはないか?)
老人たちがすべての権限を握り続け、時代に合わせて変わる力を失う、現場の若い世代は問題と解決策が見えているが、えらい人(笑)にはまったく見えていない。これは電機メーカーに限らず、日本全体の特徴みたいですね。
こんな時代、若い世代はいかに生くべきでしょうか?
私は、彼らが寿命を迎えた後の新世界に備えることにします。
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