2013年3月20日水曜日

取引卸をメディセオにするべき3つの理由

メディセオ


医薬品卸業界が今後求められる方向性でも書いた通り、薬局が取引すべき卸をひとつだけ選ぶとしたら、メディセオです。

その理由を3つにまとめました。
なお、私はメディセオの社員でも株主でもありません。



1.便数が多い


地域によって違いがあるかもしれませんが、私の勤務している薬局では1日に4便きます。朝イチ、昼前、昼後、夕方。こまめに発注してもすぐ届くイメージ。

発注から2〜3時間で届くので、他の零細卸の急配より早かったりすることもしばしば。

また、土曜日も普通に3便きます。「休日対応で…」とか言って電話もつながらない他の卸には、私なら発注しません。



2.検品が不要


薬局在庫管理者が知っておくべき発注の合理化を実行する場合、月初に大量の納品があります。検品するのはひと苦労ですよね。メディセオならこの検品を不要としています。

零細卸でも間違いが多いわけではないのですが、メディセオの場合、発注・検品システムがエラーの頻度が非常に低いことを担保していて、シックス・シグマらしいですよ。標準偏差の解説は割愛。

検品は1円も生まない事務作業なので、やらないで済むならそれに越したことはありません。



3.分割購入できる


通常、医薬品の発注は100錠ひと箱単位です。一見さんに28錠使い、残りの72錠が不良在庫に〜なんてのはよくある話。

メディセオのorder-epiを利用した分割購入なら、10錠単位で買うことが可能です。(近々1錠単位でも買えるようになる、と聞きましたが未対応のもよう。)配送も通常と同じなので、すぐに納品。

ほとんど使わないのに1000錠包装しかない品目や、箱が馬鹿デカい品目などでも有効ですね。

なお、地域によってできたりできなかったりするみたいです。物流センターの仕様らしく、大阪はできるのに兵庫はできないとか(^^;




以上の理由により、卸はメディセオ一社で十分だと思います。他の卸は負けないように構造改革するか、できなければ老人経営の薬局診療所にターゲットを絞り、棲み分けを目指しましょう。勝ち目はありません。

とはいえ、メディセオの社員も安心してはいけません。今後、こうしたシステムを突き詰めれば、社員が(一部を除き)不要になる時代も近いのですから。


関連記事:医薬品卸業界が今後求められる方向性〜構造改革〜