「この処方だとこれ調剤できる?本当に?」
「剤形が違うけど、これって変更できるんだっけ?」
ありがちな疑問ですよね。
これを確実に確認する方法があります。
薬価基準収載医薬品コードを確認してください。
厚生労働省 使用薬剤の薬価(薬価基準)に収載されている医薬品について(平成25年11月29日現在)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2012/03/tp120305-01.html
12ケタの薬価基準収載医薬品コードの全医薬品リストです。pdfとxlsが選べますが、かなりサイズが大きいので注意。
最初の7ケタが成分、その次のアルファベットが剤形を表し、残り4ケタが製品固有番号です。成分+剤形の8ケタまでが一致していれば変更可能です。
例えば
ラシックス錠20mg:2139005F1052もちろん変更可能ですね。
フロセミド錠20mg「JG」:2139005F1079
フロセミド錠40mg「JG」:2139005F2342これも変更可能ですが、用量は合わせる必要があります。
前者が1錠なら後者は0.5錠で。
ラシックス細粒4%:2139005C1064これはダメですね。錠剤と散剤は剤形が違います。
これに対して
アムロジピン錠5mg「トーワ」:2171022F2343このように一見剤形が違う普通錠、OD錠、ODフィルムは変更可能であることが確認できますね。
アムロジピンOD錠5mg「トーワ」:2171022F4036
アムロジピンODフィルム5mg「興和テバ」:2171022F4249
エパデールカプセル300mg:3399004M1026おや、通常のカプセルと粒状カプセルの変更も可能なようです。
イコサペント酸エチルカプセル300mg「サワイ」:3399004M1336
エパデールS300:3399004M2022
イコサペント酸エチル粒状カプセル300mg「サワイ」:3399004M2057
ヒルドイドソフト軟膏0.3%:3339950M1137話題のコレ。軟膏とクリームですがこのように変更可能と確認できました。
ビーソフテン油性クリーム0.3%:3339950M1145
タリビッド点眼液0.3%:1319722Q1163ゲル化点眼液という変わった剤形も通常の点眼から変更可能みたいです。
オフロキサシン点眼液0.3%「日医工」:1319722Q1210
オフロキサシンゲル化点眼液0.3%「わかもと」:1319722Q2020
トランサミン錠250mg:3327002F1142あれ、錠剤⇔カプセルはダメなのね。まぁ仮に変更してもバレないんjゲホゲホ
トラネキサム酸錠250mg「YD」:3327002F1169
トラネキサム酸カプセル250mg「トーワ」:3327002M1281
何かのときにご活用ください。
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