略してチリツモ。これを間違って運用(?)している人を見かけたので、何がどう間違っているのかまとめてみました。
例えば「必死こいて小銭を節約するのはやめよう」です。ここで「え?でも、塵も積もれば山となるでしょ?」と思った人、続きをどうぞ。
1.今積み上げているのはプラスかマイナスか
当たり前ですが、小さなプラスの積み上げはやがて大きなプラスになりますが、小さなマイナスの積み上げはやがて大きなマイナスになります。
1.01つまり1%のプラスを続けた場合と、0.99つまり1%のマイナスを続けた場合の比較。差は歴然。
これはあらゆることで言え、例えば投資で1%ずつ殖やすときvs無駄遣いで1%ずつ減らすとき、勉強して1%ずつ能力が向上するvs怠けて1%ずつ能力が低下する、などなど。
同じ積み上げるならプラスの積み上げをしましょう。決してマイナスを積み上げてはいけません。
2.プラスかマイナスかを計算してみる
さて、冒頭の「必死こいて小銭を節約する」行為の是非を検討してみましょう。ポイントは時間をお金に換算することです。
例えば最寄りのスーパーで卵が198円、自転車で15分遠いスーパーなら98円です。ここで後者を選択した場合、100円分の仕事をしたことになります。
単純に考えれば100円浮いたラッキー♪ですが、このとき投下した時間は自転車で往復30分。つまり時給は200円です。ブラック企業も真っ青の低賃金。
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こうした行動が経済合理性に照らして正当化できるのは専業主婦、つまり時給0円の人のみ。単身者や共働き主婦は絶対にやめた方がいい。
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「気晴らしになるから」「趣味だから」そう言う人は多いですが、本当に貴方の趣味ないし気晴らしは「チラシと格闘してスーパーを複数軒渡り歩くこと」でしょうか?浮いた時間でゆっくりしては?
わかりやすくスーパーでの買い物の例を出しましたが、ビジネスの場でもこれを理解していない人は多く、価値を生まないor低付加価値の業務に過剰に労力を投下している案件をよく見ます。
例えばゴミ袋を買わず自主調達した袋でなんとか済ませようとする人。紙を買わずに裏紙などでなんとか済ませようとする人。調達コストや管理コスト、運用コストなどの概念が欠落しています。お近づきになりたくないですね。
3.「貧乏暇なし」の意味を知る
「貧乏暇なし」は「貧乏だから仕事を掛け持ちして常に忙しい」ではありません。「小銭を節約しようとするあまり労力を過剰に投下し、時間給が底辺に張り付いた人の様」です。マイナスになる行動を取り続ければどんどん苦しくなるのは家計も会社も同じ。
生き方は人それぞれですし金持ちこそ偉いとは言いませんが、「貧乏になりたい」と思っている人はいないはず。それならば以下3つの行動原理を肝に銘じましょう。
時間をお金に換算して比較
プラスになる行動を取り続ける
時間給を上げる努力をする
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