ラックビー微粒N、ラックビー錠、ラックビーR散などの乳酸菌製剤。牛乳アレルギーの子どもには投与禁忌だったりしなかったりしますよね。これ、R散だけ未だに牛乳アレルギーに禁忌です。
ラックビー微粒Nや錠が牛乳アレルギーOKになった経緯と合わせて、簡単に解説。
ラックビー微粒N/錠 添付文書pdf
ラックビーR散 添付文書pdf
脱脂粉乳→糖への置き換え
製造行程で以前は脱脂粉乳を使っていて、これによってすべての品目が牛乳アレルギー禁忌でした。
が、あるとき脱脂粉乳を糖に置き換えての製造に成功し、牛乳アレルギー患者への投与も可能になりました。
耐性乳酸菌製剤ではそれが不可
ただ、R散ではそれができず未だに脱脂粉乳を使っているため、牛乳アレルギー禁忌が継続されています。
他の耐性乳酸菌製剤にも、牛乳アレルギー禁忌の品目多数。やはり同様の理由からでしょうか。
エンテロノン-R散 添付文書pdf
エントモール散 添付文書pdf
コレポリー-R散 添付文書pdf
また、エンシュアやラコールなどの経腸栄養剤やタンニン酸アルブミンも牛乳アレルギー禁忌。こちらは、牛乳に含まれているタンパク質、カゼインを含んでいるからです。
エンシュア・リキッド 添付文書pdf
ラコール配合経腸用液 添付文書pdf
タンナルビン「ホエイ」 添付文書pdf
関連記事:消えゆく塩化リゾチーム製剤